2026年8月1日(土)に第11回滋賀テックプラングランプリ(主催:滋賀発成長産業・発掘育成コンソーシアム)が大津市勤労福祉センターにて開催されました。

 本グランプリは、滋賀県発の研究開発型スタートアップや新規事業の創出を目指す「滋賀テックプランター」の成果発表の場として実施されているものです。当日は、ファイナリスト9チームによるプレゼンテーションが行われ、立命館大学からは理工学部の中野道彦教授が登壇し、研究成果を発表しました。 プレゼンテーション後の審査において、中野教授のチーム「MiruGenix」は滋賀銀行賞を受賞しました。

授賞式 左から古藤祐樹様(株式会社滋賀銀行 営業統括部 理事 地域振興室長)、中野教授

研究内容

テーマ

一目でわかる。その場遺伝子検査キット

チーム名

MiruGenix

発表者

中野 道彦(立命館大学 理工学部電気電子工学科 教授)

 遺伝子検査は、ヒトのみならず農作物や家畜などの感染症検査にも利用されています。新型コロナウイルス感染症の流行を契機に「リアルタイムPCR」という言葉は広く知られるようになりましたが、専用装置や電源を必要とすることから、誰もが簡便に利用できる検査技術としての普及には課題が残されています。私たちは、遺伝子検査におけるボトルネックの一つである「増幅DNAの検出」に対して新たな手法を考案しました。この手法では、複雑な検出装置を用いることなく、永久磁石を利用して検出することが可能です。現在は、この技術を等温DNA増幅法と組み合わせることで、電源を必要としない遺伝子検査キットの開発を進めています。

受賞者のコメント

 この度は、滋賀銀行賞をいただき、誠にありがとうございました。私たちが開発を進めている目視判定型の遺伝子検査キットに対し、大きな期待を寄せていただいたものと感じています。感染症は、ヒトだけでなく、農作物や家畜・家禽などにも大きな影響を及ぼします。まずは一次産業における感染症対策への社会実装を目指し、技術開発を進めてまいります。私たちが掲げる「誰でもその場で遺伝子検査」の実現に向けて、今後もご支援をいただけますと幸いです。この度は誠にありがとうございました。

滋賀発成長産業・発掘育成コンソーシアムについて

 滋賀県内の大学・企業・金融機関と共に、科学技術や情熱をもって滋賀県から世界を変えようとするチームを発掘・育成するエコシステムの構築を目指すものです。

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