びわこ・くさつキャンパス

2015.07.01 NEWS

藤田雄真さん(大学院理工学研究科)精密工学会関西地方定期学術講演会にてベストプレゼンテーション賞を受賞

 立命館大学院理工学研究科修士課程2回生・藤田雄真さん(指導教員:理工学部機械工学科 谷泰弘教授)は、精密工学会関西支部定期学術講演会においてベストポスタープレゼンテーションを受賞しました。この賞は、学生による優秀なポスター講演に贈られる賞です。藤田さんは、「ピッチ含浸不織布研磨パットの開発」というテーマで研究内容を発表しました。

受賞研究内容

 藤田さんは、ピッチと呼ばれる研磨用アスファルトと不織布を用いた研磨パッドの開発を行い、従来のピッチ研磨工具に対して優れた研磨特性が得られることを明らかにしました。 遊離砥粒を用いた研磨加工法はガラスや半導体基板などの最終仕上げ加工法として広く用いられており、製造コストの低減が求められています。今回の発表では、ピッチ含浸不織布研磨パッドを用いることで加工の効率化が可能であり、製造コストの低減に繋がることをしっかり伝えられたことなどが評価され、受賞に至りました。

藤田さんからの一言

 「当日は来場者が興味のある研究ブースを回って聞くポスター展示形式で、他大学の学生や専門学校生など50人ほどが発表を行いました。他大学の学生のポスターや発表の練習をしている学生を見て、意識の高さを感じさせられました。そんな中、自分が受賞できると思っていなかったのでとても驚きました。ポスターセッションでは専門用語を分かりやすく噛み砕いて説明することを意識していたことが良かったと感じており、大変うれしく思います。ご指導して頂いた先生方に感謝しています。今後も研究の成果をあげられるよう日々精進していきたいです。」

詳細
     
  • 公益社団法人精密工学会 2015年度関西地方定期学術講演会 http://kansai.jspe.or.jp/
  • 主催:精密工学会関西支部
  • 期日:平成27年6月23日(火)
  • 会場:京都工芸繊維大学
  • 「ピッチ含浸不織布研磨パッドの開発」藤田雄真、張宇、谷泰弘

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