キャリアウィーク1

総合心理学部「キャリア・ウィーク」

心理学と社会・キャリアとのつながり
キャリアウィーク2
「社会の中の心理学」では、OB・OGからの興味深い話に耳を傾けた
キャリアウィーク3
「認知心理学概論」では、心理学を生かした科学捜査の最前線に触れる機会を得た

 立命館大学では、学部ごとに特徴的なキャリア教育・支援を展開しています。ここでは総合心理学部のキャリア教育について紹介します。総合心理学部では前・後期のそれぞれ第9週目を「キャリア・ウィーク」とし、多くの講義でキャリアを意識した内容を盛り込んでいます。
 キャリアをめぐる問題と関連づけた内容を取り上げ、学生に今後の進路、生き方(過去・現在・未来の径路<道すじ>)について考える機会を提供することを意図したもので、大学生活への適応とともに卒業後の人生(短期的展望と長期的展望の両面)を視野に入れながら、個々の学生の自己形成の促進、成熟を図ります。
 2016年度はコース専門科目(「認知心理学概論」、「発達心理学概論」、「社会心理学概論」)および総合人間理解科目(「現代人間論」、「人間観の探求」)、前期セメスターの「基礎演習」や「リテラシー入門」などの小集団科目で実施。また、基礎演習のサブゼミ時間を活用して、コース選択ガイダンスや学部独自の海外留学ガイダンスを行いました。

キャリアウィーク4
海外留学ガイダンスの様子
キャリアウィーク5
将来を考えるいい機会になった

 「社会の中の心理学」では、文学部心理学科でサトウタツヤ先生のゼミ生だったOB・OG(弁護士や主婦、企業の営業職など)を、「認知心理学概論」では富山県警察本部刑事部科学捜査研究所の研究員を招き、講演やゲストとのパネルディスカッションなどを通じて、心理学と各種職業の関連性、心理学を学んだことの意義、卒業後の人生などついて学びました。
 「集中的に心理学と社会・キャリアとのつながりを考えることで、コース選択や留学、職業を選択する参考にしてほしい」とサトウ先生。「キャリア・ウィーク」を終え学生からは「これまで真剣に将来のことを考えることがなかったので、とてもいい機会になりました」などの声が聞かれました。
 総合心理学部では今後も学年ごとに、「適切な時期に適切な機会を!」「北極星的展望をもて!」をキャッチフレーズに、留学はもちろん企業や地域でのインターンシップ、各種学会やセミナー、ゼミでの学びなどを通じ、学生の成長にマッチしたキャリア教育、キャリア支援、進路指導を展開していく予定です。

<学生の声>
●「就職活動をせずに大学院に進学された方や、進路変更し弁護士になられた方、何度も転職されやりたい仕事を見つけられた方など、進路、就職と言っても色々な未来、方法、経路があると感じた」
●「先輩方のお話や、留学ガイダンスなどを聞き、少し視野が広がりました」
●「心理学を生かした進路はたくさんあることが分かりました」
●「1回生なので、将来に関してぼんやりとしていましたが、しっかり考えるいい機会になりました」

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