東山篤規・文学部教授が英国ロンドンで講演会を開催

 立命館大学は、2月24日、JSPS(日本学術振興会)ロンドンの後援、在英日本商工会議所の協力を得て、英国ロンドンにおいて東山篤規・文学部教授の講演会を行い、英国の日本政府関係者、日本企業経営者、報道機関、英国で研究を行う日本人研究者、英国人研究者など約60名が参加しました。
 今回の講演会は東山教授にとって、昨年9月、イグノーベル賞(※)知覚賞を受賞後、海外で初めての講演となりました。過去には、ノーベル賞とイグノーベル賞の双方を受賞した人も存在しており、イグノーベル賞対象となる研究成果は国際的水準にあるといわれています。
 ※イグノーベル賞は人々を笑わせ、そして考えさせる業績を称える賞であり、並外れたものを祝福する賞です。想像力を賞賛し、人々の科学、機械、テクノロジーへの関心を刺激するために制定されました。

 東山教授は、イグノーベル賞受賞の対象となった「股のぞき効果」について講演、日本の天橋立のように、英国でもスコットランドのメルローズの廃墟の寺院が股のぞきスポットとして有名であることを紹介しました。
 また、股のぞき効果は股のぞきによって視野と上体を逆さまにすると、視野が平面的に見え、とくに遠くの物が小さく接近して見えるという現象であることを紹介し、これが網膜像の上下ではなく、上体の逆転が原因で視覚世界が変化することによって生じることを紹介しました。
 参加者からは、体操選手や戦闘機のパイロットは股のぞき効果を得られるか、イグノーベル賞授賞式はどのような様子であるか、また最近の研究テーマである「傾き」に関する質問などが相次ぎました。

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