立命館創始155年・学園創立125周年記念式典・記念イベントを開催しました
 学校法人立命館は、2025年10月18日(土)、国立京都国際会館にて「立命館創始155年・学園創立125周年記念式典・記念イベント」を開催しました。
 同会場では、コロナ禍により中止となっていた卒業式・謝恩会を5年の時を経て実現した「2020年3月卒業生対象 2019年度リユニオン卒業式・パーティー」や、「オール立命館校友の集い2025」も同時開催され、当日は総勢3,000名が京都国際会館の地に集いました。
記念式典
 2025年は、学祖・西園寺公望が私塾「立命館」を創始して150年、西園寺の精神を引き継いだ中川小十郎が立命館大学の前身である私立京都法政学校を創立して125周年を迎える年であり、これを祝して「立命館創始155年・学園創立125周年記念式典」を挙行しました。
 記念式典の第1部では、はじめに一般財団法人100万人のクラシックライブ様のご協力により、大阪フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターの須山暢大氏と立命館大学交響楽団による「P.I.チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調op.35 第1楽章」の演奏がおこなわれました。
 続いて、華道家元池坊・次期家元の池坊専好氏によるいけばなパフォーマンスをご披露いただきました。中橋健太郎左衛門氏が指揮を務める立命館大学交響楽団の「P.I.チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ長調op.64 第4楽章」の響きと池坊氏の繊細かつ力強いパフォーマンスが見事に融合し、会場は一枝一花が生けられていく過程に魅了されました。
 第2部では、主催者を代表して森島朋三理事長による挨拶があり、「立命館は次の節目の2050年に『世界最高峰の研究大学・探究学園』であるために、初等中等教育の段階から世界とつながった多様な学びに鍛えられた『創造的知性』を創出し、日本の伝統的な研究大学とは異なる『スーパーマルチパーパスな大学・学園』となる」と決意を述べました。
 続いて、あべ俊子文部科学大臣からの祝辞を⽂部科学省⽂部科学審議官 ⽮野和彦氏が代読され、「立命館大学は『地域中核・特色ある研究大学強化促進事業』、立命館アジア太平洋大学は『ソーシャルインパクト創出支援事業』と文部科学省の事業にそれぞれ採択されており、これらの取り組みにより『次世代研究大学』および『次世代探究学園』として飛躍されることを期待します」と述べられました。
次に、記念講演として彬子女王殿下より「京都で学ぶ 京都に学ぶ」をテーマにご講話いただきました。講演のなかで彬子女王殿下は、ご自身の京都の職人への取材の様子を紹介しながら、「伝統は残すものではなく残るもの。未来のために文化の保存だけでなく生かしていくべきであり、立命館で学ぶ皆さんには、生きた京都の文化の担い手として羽ばたいてほしい」と期待を述べられました。
仲谷善雄総長による挨拶では、立命館の歩みを支えてくださった皆様へ感謝を述べるとともに、「研究・教育・社会貢献が一体となって価値を創造する統合的なモデルこそが立命館が目指す研究大学の姿である」としたうえで、「立命館は、次の25年、創立150周年を迎える2050年に向けて、『世界最高水準の研究大学』を目指す」ことを宣言し、式典を締めくくりました。
記念イベント
国立京都国際会館では、周年記念イベントとして西園寺公望の思想とその継承をテーマにした「西園寺公望の思想と立命館展」も開催されました。西園寺公望が自ら起草したとされる「第二次教育勅語草案」や中川小十郎に関する資料、戦後の立命館の教育理念の変遷を示す史料などが展示され、来場者の関心を集めました。
また、立命館が取り組む最先端の研究を紹介する 「次世代研究大学セミナー」も開催。小川さやか副学長が司会進行を務め、立命館大学宇宙地球探査研究センターの佐伯和人センター長と、古気候学研究センター長の中川毅教授による講演がなされ、月面開発から農耕の起源まで、立命館大学が取り組む最先端の研究を感じていただけるセミナーとなりました。
 探究の学びと、最先端かつ多分野にわたる研究を子どもから大人まで自由に体感できる「知のテーマパーク」として、立命館大学・APU・附属校が企画展示や体験ブースを出展する「立命館TanQパーク」も開催され、約2,150名が来場しました。
 立命館大学の最先端の研究を、幅広い年代の方々が楽しみながら学べるよう工夫が随所に凝らされ、どのブースも多くの来場者で賑わいました。
2019年度リユニオン卒業式
京都国際会館内の別会場では、コロナ禍により中止となっていた卒業式・謝恩会を、「2020年3月卒業生対象 2019年度リユニオン卒業式・パーティー」として、5年の時を経て挙行しました。式典には約590名が参加し、卒業生代表への卒業証書・学位記の授与が行われたほか、立命館大学の仲谷善雄学長と立命館大学校友会会長の門川大作氏が登壇し、改めて卒業生の門出を祝いました。
オール立命館校友の集い2025
また、「Re:Union ~つながる、語る、未来を創る~」をテーマとした「オール立命館校友の集い2025」も記念式典・記念イベントと同時開催され、全国各地から1,000名を超える校友が集いました。
 立命館創始155年・学園創立125周年を祝して総勢3,000名が京都国際会館の地に集ったこの日は、誰にとっても記憶に残る、かけがえのない1日となりました。
 立命館はこれまでの歩みを礎に、未来を見据えて終わりなき挑戦を続けてまいります。これからの立命館にどうぞご期待ください。
※肩書・役職はイベント開催時のもの
 
						 
										 
										 
										 
										 
										 
								 





