ニュース
グローバルに学ぶ
2025.12.16
チュラロンコン大学建築学部・大学院(タイ)との学術協力に関するMOUを締結しました
本協定は、両大学が相互平等と互恵の精神に基づき、研究協力、学生ワークショップの共同実施、
教員によるゲスト講義、セミナー開催など、幅広い学術活動を発展させることを目的としています。
両大学はこれまでも、研究実践フォーラムをはじめとした教育・研究交流を重ねてきました。
今回の協定締結により、共同研究の推進や学生交流の一層の活性化が期待されます。
今後も政策科学部・研究科は、国際的な教育研究ネットワークの拡充と、学生・教員の学術的発展に
資する取り組みを進めてまいります。
<チュラロンコン大学の概要>
タイ王国バンコク都心に位置するチュラロンコン大学は、1917 年に設立されたタイ最古の国立大学です。
19 学部を有し、学生数41,262 人(2023 年)を擁する国内最高峰の教育研究機関で、QS 世界大学ランキング2026 で世界221 位、アジア37 位、タイ国内では17 年連続1 位を維持しております。
2025.11.26
桜井良准教授がNHKワールドラジオに出演:日本のクマ問題について解説
下記リンクからぜひご覧ください。
2025.10.29
SCHROEDERゼミで国際製造会社キャリアセミナーが開催されました
2025.09.17
小田ゼミが集中セミナーとして在日パキスタン大使館を訪問しました
Abdul Hameed大使と小田教授
意見交換の様子
2024.10.25
研究実践フォーラム「カナダ・プロジェクト」が実施されました Part2
トロント
現在のトロント本願寺
ガイダンスの様子(3階スペースにて)
ガイダンスの様子(本堂にて)
High Parkのようす
High Park内のリス
利用者に協力を呼び掛ける看板
High Park内の山峡
Downtown Yongeの様子
Downtown Yongeで食べたタイ料理
<CN Tower>
CNタワーはカナダ(トロント)のシンボルとも言える都市と国の歴史的、文化的象徴です。電波塔ですが、展望台やレストラン、アクティビティもあり観光地として有名です。また、CNタワー周辺は、シンボルのCNタワーを中心にリプレイ水族館やロジャースマーケット等があり、子供から大人まで多くの観光客がいました。
<Central Market>
CNタワーから少し離れたところにはセントローレンスマーケットというたくさんのお店が並ぶ屋内マーケットもありました。食材やお土産はもちろん、サンドイッチやエスニック料理でランチを食べることもできるため、様々な楽しみ方ができます。トロントに行った際には是非訪れてほしいスポットです。多くのスポットがあり、街中も華やかな都市部と言えるトロントは、最終滞在場所にぴったりだったと感じられました。
CNタワー
セントローレンスマーケットの様子
<トロントで印象に残ったこと>
私はトロントで印象に残ったこと2つについて書いていきます。
まず、トロントに滞在して2日目の朝の城戸先生による観光ツアーです。この日はお昼までは自由時間であったため、希望者のみこのツアーに参加しました。この日の参加者は私と友人1人で、城戸先生の出身校であるトロント大学と、コリアンタウンを訪れました。トロント大学には塀がなく、街に溶け込んでおり、これは立命館大学との共通点とも言えるでしょう。また、コリアンタウンに入ると、雰囲気がガラリと変わったことも印象的でした。コリアタウンではお昼ご飯にビビンバをいただきました。補足ですが、カナダでは食べきれなかった食材を持ち帰ることができます。これは環境保全の観点からも非常に画期的であると考えました。
コリアンタウンで筆者が食べたビビンバ
トロント大学内の様子
トロント大学内にいたリス
Rodney Haddow名誉教授とのミーティングの様子
2024.10.25
研究実践フォーラム「カナダ・プロジェクト」が実施されました Part1
モントリオール
モントリオール・ノートルダム聖堂
リトルイタリー ジャン・タロン市場
ICAOモントリオール本部
会議室
オタワ

ナイアガラ

執筆者:小田原、加藤、吉岡
2023.12.22
政策科学部、Community and Regional Policy Studies Major(CRPS)4回生の童児夢さん(上久保誠人ゼミ)が、「第75回日米学生会議」の日本代表の1人に選ばれて活動しました。
政策科学部、Community and Regional Policy Studies Major(CRPS)4回生の童児夢さん(上久保誠人ゼミ)が、「第75回日米学生会議」の日本代表の1人に選ばれて活動しました。
「日米学生会議」は、1934年から続く日本最古の国際学生交流フォーラムです。日本と米国から学生が集まり、夏に約3週間にわたって共同生活を送りながら、様々な議論や活動を行い、日米両国の相互理解を深め、様々な世界的問題に関する議論を行いました。
童さんは、中国人の父と日本人の母の間に生まれ、4歳から上海で育ち、高校卒業後、日本に渡り立命館大学に入学しました。当時の立命館の姿勢を示す言葉「Beyond Borders」が心に刺さったからであり、入学後もその言葉を胸に、大学の枠を超えた学びを実践してきました。
さまざまな団体が主催する学生フォーラム(公開討論の場)にも積極的に応募し、「たくさん落選しましたが、あきらめずに応募し続けました」という童さんはウクライナでのボランティア活動や、「ASEAN特別ユースフォーラム」に参加するなど経験を重ねていき、遂に「日米学生会議」の日本代表に選ばれました。
童さんは、「さまざまな人との出会いと議論を通して、自分なりに社会に対する解像度を上げ、次のアクションにつながるヒントを得ることができました。問題について自分で考えるだけではなく、自分と異なる価値観を持つ人たちと対話を続け、そのなかで解決の糸口を掴むことが大切」と語ります。将来、国際協力や人道支援に取り組みたいという希望を持ち、大学院への進学を決めた童さんの今後の活躍が楽しみです。
2023.12.21
国際シンポジウム「東アジアからみる北欧ケアシステムの持続性」が開催されました

政策科学研究科では2023年11月16日(木)に国際シンポジウム「東アジアからみる北欧ケアシステムの持続性-高齢者ケアをめぐる公私アクターの関係」が開催されました。少子高齢化やグローバル化によって高齢者ケアは西洋・東洋を問わず共通の課題となっています。この共通課題に関するここ20年間の現状の変化とケアを提供する公私アクターの関係にどのような変化が生じたのかを情報共有し、対話を通して問題解決の小さな糸口を探すのが、本シンポジウムの目的でした。
ゲストスピーカーとして3名の教授が講演されました。デンマークで福祉国家史を専門とするKlaus PETERSEN教授、韓国で社会政策を専門とするSang Hun LIM教授、中国人経済学者で公共経済、社会保障を専門とするYang YU教授が国際比較の視点を入れながらそれぞれの国の現状について説明しました。

デンマークのPETERSEN教授は、北欧の共通理念である「北欧福祉モデル」の下で、デンマークの高齢者ケア政策に生じたこの20年間の変化は、テクノロジーやロボットの活用と民間部門の参入によるケアの質の低下であったと指摘しました。過去の経済成長で培われてきたケアの質への期待に応えられないほど、ケア労働者の「温かい手」が不足する事態に社会的ジレンマが発生し、議会でも活発な議論がおこなわれていると説明しました。
韓国のLIM教授は、社会サービス部門における社会経済組織(SEO)の役割についての研究を紹介しました。多くのSEOは政府の支援を受け社会的弱者の就労など社会的価値を高める支援をしています。しかし、地域コミュニティとのつながりは希薄で、民主的なガバナンスのあり方からSEOの課題を指摘しました。
中国のYU教授は、この20年間における日本と中国の高齢者ケア制度の多様性について講義しました。日本では、保険料・税金・自己負担の3つの部分からなる独立した高齢者介護保険制度を実施していますが、中国では、医療保険政策に基づく高齢者介護制度の実験が行われています。ケア人材不足を解消するために、両国ともICTやDXを進めていますが、運用には新たな課題が次々と生じ、介護ロボット市場も限定的であることを指摘しました。
最後に、日本人討論者2名からの議論のまとめや問題提起があった後、さまざまな国からきているCRPS生・院生たちからも積極的な質問がなされ、高齢者ケアを通した社会のサステナビリティを自国の課題として真剣にとらえる姿勢が印象的でした。今回来られた3名のゲストスピーカーは、国籍はもちろんのこと、歴史学・社会学・経済学と専門分野が全く異なる教授陣で、このように多角的な視点から情報共有と対話を通して共通課題に取り組むことは、正に政策科学研究科だからこそ成せる学びであったといえるでしょう。

2023.12.05
Khanh Vi Tranさん(CRPS専攻)の論文が国際学術誌に受理・掲載されました!
CRPS専攻4回生、Khanh Vi Tranさんの論文が査読付きの国際学術誌、Frontiers in Communication (IF: 2.4, CiteScore: 2.7)に受理、掲載されました。本研究はベトナムの消費者を研究対象として、キーオピニオンリーダー(KOL)が環境にやさしいファッションの購入意図に対する影響を明らかにするため、Stimulus-Organism-Response(SOR)理論を適用し、構造方程式モデリングと交絡分析による仮説検証を行いました。これにより、KOLの消費者の環境にやさしいファッションの購入意図にある程度の影響があること、またSOR理論では消費者の行動を説明しきれていない可能性が明らかとなりました。
Tran, VK. and Uehara T (2023) The Influence of Key Opinion Leaders on Consumers' Purchasing Intention regarding Green Fashion Products. Front. Com. 8:1296174.
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fcomm.2023.1296174/full
2023.12.05
Shuo Huangさん(CRPS専攻)の論文が国際学術誌に受理・掲載されました!
CRPS専攻4回生のShuo Huangさんの論文が査読付きの国際学術誌、Frontiers in Sustainable Food Systems (IF: 4.7, CiteScore: 5.2)に受理、掲載されました。本研究は日本と中国の若者の消費者の代替肉に対する選好を明らかにするため、選択実験とテキストマイニングによるデータ分析を実施しました。これにより、日本と中国の若者の消費者の選好が類似する点、異なる点があり、代替肉を推進するにはそれぞれの選好にあわせた促進戦略が必要であることが明らかになりました。
Huang S and Uehara T (2023) Young consumers’ perceptions of and preferences for alternative meats: an empirical study in Japan and China. Front. Sustain. Food Syst. 7:1290131.
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fsufs.2023.1290131/full