ニュース
実践的に学ぶ
2025.09.17
小田ゼミが集中セミナーとして在日パキスタン大使館を訪問しました
Abdul Hameed大使と小田教授
意見交換の様子
2025.09.09
研究実践フォーラム「南信州プロジェクト」が実施されました
フィールドとなった南信州・飯田市の天竜峡
飯田市街地のまち歩き(ソーシャルキャピタル・フィールドスタディ)
事例調査:子育てサロン・NPO法人おしゃべりサラダ(ソーシャルキャピタル・フィールドスタディ)

飯田市役所での移住政策のヒアリング

旧飯田測候所での移住コンシェルジュとの対話

空き家を改修した天竜峡の「HIGASA」での説明

遠山郷で地域おこし協力隊へのヒアリング
- 他大学の学生や地元高校生と行ったフィールドスタディは、普段の授業では味わえない刺激的な学びの連続だった。インタビューや体験を通して人の温かさやつながりを実感し、飯田の皆さんに「また会いたい」と思えた、学びだけでなく人との関わり方の大切さを感じることができた6日間だった。(濱谷さん)
- フィールドスタディでは、その土地に住む現地の高校生の視点や他大学の学生の様々な考えを交えながら、飯田市の活動について深く学べたため、とても貴重な経験となった。近年、各地で地域の人々の交流は薄くなっているが、飯田の人々は人との繋がりを大切にしているからこそ、たくさんの活動が行われているのだと現地で学ぶことができた。(畑さん)
- この夏、南信州プロジェクトに参加できたことは、私にとって有意義で多くの学びを得ることのできるものでした。飯田市の文化を守る強い思い、人とのつながりから生まれる移住のサイクル、ソーシャルキャピタルを発端とした市民活動など、これらはただのキーワードにしかすぎませんが、文献などを読んでいるだけでは得られないことを現地で肌に感じながら学ぶことができました。また、他大学の学生や現地の高校生とのグループワークが基本となるので、普段の大学生活では得られない刺激をもらうこともできました。このように、南信州プロジェクトは、普段の座学とは一味違ったことを学べる良い機会であったと私は、思います。(壽さん)
- 飯田市での調査を通じて学んだことは、「人とのつながり」の重要性である。飯田市では、困っている人がいれば、その分野に詳しい人が知人の紹介で支援する事例が見られた。こうした「人とのつながり」が市全体の活気を生み出しているのだと考える。(早瀬さん)
- 学輪フィールドスタディ、飯田市での独自調査どちらにおいても有意義な時間を過ごせました。文献を読むだけでは得られない知識がつくだけでなく、グループでひとつの目標に取り組む難しさや楽しさといった今後の社会生活に活かせるような経験ができる機会だと思います。(田中さん)
旧木沢小学校(遠山郷)
2025.03.07
世界自然遺産 知床の自然情報誌「SEEDS」に政策科学部の実習が紹介されました
2024.10.25
研究実践フォーラム「カナダ・プロジェクト」が実施されました Part2
トロント
現在のトロント本願寺

ガイダンスの様子(3階スペースにて)

ガイダンスの様子(本堂にて)

High Parkのようす

High Park内のリス

利用者に協力を呼び掛ける看板

High Park内の山峡

Downtown Yongeの様子

Downtown Yongeで食べたタイ料理
<CN Tower>
CNタワーはカナダ(トロント)のシンボルとも言える都市と国の歴史的、文化的象徴です。電波塔ですが、展望台やレストラン、アクティビティもあり観光地として有名です。また、CNタワー周辺は、シンボルのCNタワーを中心にリプレイ水族館やロジャースマーケット等があり、子供から大人まで多くの観光客がいました。
<Central Market>
CNタワーから少し離れたところにはセントローレンスマーケットというたくさんのお店が並ぶ屋内マーケットもありました。食材やお土産はもちろん、サンドイッチやエスニック料理でランチを食べることもできるため、様々な楽しみ方ができます。トロントに行った際には是非訪れてほしいスポットです。多くのスポットがあり、街中も華やかな都市部と言えるトロントは、最終滞在場所にぴったりだったと感じられました。

CNタワー

セントローレンスマーケットの様子
<トロントで印象に残ったこと>
私はトロントで印象に残ったこと2つについて書いていきます。
まず、トロントに滞在して2日目の朝の城戸先生による観光ツアーです。この日はお昼までは自由時間であったため、希望者のみこのツアーに参加しました。この日の参加者は私と友人1人で、城戸先生の出身校であるトロント大学と、コリアンタウンを訪れました。トロント大学には塀がなく、街に溶け込んでおり、これは立命館大学との共通点とも言えるでしょう。また、コリアンタウンに入ると、雰囲気がガラリと変わったことも印象的でした。コリアタウンではお昼ご飯にビビンバをいただきました。補足ですが、カナダでは食べきれなかった食材を持ち帰ることができます。これは環境保全の観点からも非常に画期的であると考えました。
コリアンタウンで筆者が食べたビビンバ
トロント大学内の様子

トロント大学内にいたリス

Rodney Haddow名誉教授とのミーティングの様子
2024.10.25
研究実践フォーラム「カナダ・プロジェクト」が実施されました Part1
モントリオール

モントリオール・ノートルダム聖堂

リトルイタリー ジャン・タロン市場

ICAOモントリオール本部

会議室
オタワ






ナイアガラ




執筆者:小田原、加藤、吉岡
2024.10.11
北海道の知床で環境、教育、観光をテーマに実習をしました
政策科学部の集中セミナー(桜井良ゼミ3回生)が、北海道の知床世界自然遺産地域で2024年9月9日から13日まで行われました。政策科学部の卒業生である知床財団の職員のガイドのもと、学生はヒグマが生息する森を歩き、野生動物と共存することの難しさや可能性を学びました。また世界自然遺産地域に隣接する斜里町立知床ウトロ学校で交流会を開き、ゼミ生が地元の小中学生や保護者に対して、勉強することの意味や大学生活について発表し、話し合いました。学生は、子どもたちの目線に立ってコミュニケーションをとることの大切さを学んだようです。
最終日には知床でホテル業を営む北こぶしリゾートと連携しワークショップを開催し、自然共生社会の実現に向けて、観光業にどのような役割が求められているのか、ゼミ生、北こぶしリゾート職員、そして地元の大学生(北見工業大学、東京農業大学[北海道オホーツクキャンパス])が議論しました。
2024.06.17
【授業紹介Vol.1】「アドベンチャーワールドから学ぶD&I経営の本質」~山本社長による講義が行われました
立命館大学政策科学部では、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズの皆様にご協力頂き、「アドベンチャーワールドから学ぶD&I経営の本質」というテーマで2024年春学期より講義を頂いています。
講義は、第一部は「株式会社アワーズの経営理念」、第二部は「アドベンチャーワールド、動物をパートナーとした事業」、そして第三部では「社会課題解決 すべての⽣き物にSmileを!未来創造への取り組み」で構成されています。
6月5日に終了しました第一部、山本雅史社長のご講演シリーズでは、アワーズの企業使命、企業理念、ビジョンから理念経営の実例を学ぶことで、企業経営にどのようにダイバーシティ&インクルージョン(D&I経営)が導入され、活かされているのかという点を学びました。
株式会社アワーズでは、「だれもがキラボシ」すなわち、「それぞれがそれぞれの場所で、私らしく輝こう。誰かがスターではなく、誰もがスター。 誰かが輝くのではなく、誰もが輝く。」を理念として、D&I経営をわかりやすい言葉と行動で社内に浸透させています。経営理念や使命を社内に浸透させるには、それを掲げるだけでなく、経営者が自ら積極的に自信を持って繰り返し繰り返し語り、実践し、模範を示していく必要があることを第一部のご講演から学びました。
今後、第二部では「動物園は世の中に必要なのか?」というテーマでのディベートを、第三部ではアドベンチャーワールド白浜事業所の皆様とオンラインを利用したグループワークを実施する予定です。いずれも大阪いばらきキャンパスの最新の教室設備(ラーニングシアター及びラーニング・インフィニティホール)の機能をフル活用し、受講生の学習効果を深めます。
写真提供:株式会社アワーズ
2023.11.17
「研究実践フォーラム」(タイ・プロジェクト)の一環としてタイでのフィールドワークを実施
2023年8月30日から9月7日にかけて政策科学部開講科目「研究実践フォーラム」(タイ・プロジェクト)の一環として、タイ・バンコクに位置するチュラロンコン大学建築学部との国際共同ワークショップを開催しました。政策科学部からはタイ・プロジェクトに所属する21名の受講生と2名の教員が参加し、現地でフィールドワークを実施しました。
本ワークショップでは、火災対策、洪水対策、水質マネジメントの3つのグループに分かれて、現地の大学教員や行政職員、実務家による講義を受け、タイで最も大きなスラムであるクロントイ・スラムにおいてアンケート調査などを実施しました。また、調査結果をまとめるとともに、ワークショップの最後には研究発表を行い、現地の大学教員などから今後の研究アドバイスなどをいただきました。
今後、立命館大学の受講生はいただいたアドバイスに基づいて研究を洗練させるだけでなく、クロントイ・スラムに関わるコミュニティや行政、NGOなどへの提言についても考え、来年1月の最終報告としてまとめます。

クロントイ・スラムでの現地調査の様子

ワークショップ参加者の集合写真

最終発表の様子

チュラロンコン大学教員による講義の様子
2023.11.15
知床で野生動物管理/環境教育実習を行いました
政策科学部の桜井良ゼミの実習(集中セミナー:3回生)が、北海道の知床国立公園で2023年9月18日から22日まで行われました。同国立公園及び世界自然遺産地域の野生動物管理及び環境教育を担う知床財団の職員の中には、実は政策科学部の卒業生が2名います(内1名は桜井良ゼミの卒業生)。学生は、現場の自然管理を担うプロフェッショナルとして活躍している政策科学部の先輩2名とともに、知床における野生動物管理と環境教育の現状や課題を学びました。
また実習の三日目には、世界自然遺産地域に隣接する斜里町立ウトロ学校で、学生が生徒、保護者、そして教職員に対して研究紹介をして、その後に交流会を行いました。日常生活で大学生と接することがほとんどないウトロ学校の生徒にとって、現役の大学生と交流できたことが大きな刺激になったようで、同学校の校長先生によると、交流会を経て多くの生徒が大学への進学意欲を高めたようです。知床の子供たちと大学生が交流する機会をこれからもつくっていきたいと考えています。
知床国立公園 集合写真

2023.11.15
南信州飯田フィールドスタディに2回生政策実践フォーラム・南信州プロジェクトの学生が参加
2023年8月16日から19日、2回生政策実践フォーラム・南信州プロジェクトの学生が他大学の学生や地元高校生と一緒に参加する南信州飯田フィールドスタディが開催されました。
このプログラムは、長野県飯田市が全国の大学の研究者とともに設立した大学連携会議(通称「学輪IIDA」が主催するもので、3泊4日のプログラムづくりと学生指導には他大学教員とともに政策科学部教員がメンバーとして参画して進めています。今回、コロナ禍で見送られていた現地でのフィールドスタディが4年ぶりに開催されました。
今回は、飯田市の地域づくりについて、ソーシャルキャピタルの視点から学ぶプログラムになっており、名城大学、東京都立大学、大阪商業大学の学生と教員も参加しました。事前動画による講義や当日の講義、まち歩きのほか、グループ別に事例調査を行い、グループワークでまとめて発表しました。発表会の後には農家民泊や人形浄瑠璃の見学・体験なども行われました。
なお、南信州プロジェクトでは、このプログラムの後、8月30日から9月1日に再び飯田市を訪問し、飯田市のエネルギー自治に関する調査を実施しています。
学輪IIDAのフィールドスタディ発表会の様子
農家民泊の受入れ農家との対面式
今田人形の館での見学・体験
飯田市千代地区のよこね田んぼ