子ども社会専攻
子どもをどんな視点から捉えるか。それを考えることから子ども社会専攻の学びは始まります。世界という大きな枠組みの中で子どもを考えるなら、グローバル教育や地球環境、外国語教育、国際教育援助といった課題と切り離すことはできません。子どもと現実社会との関係に関心を持つなら、メディアやまちづくり、生命倫理、生涯学習といった現代社会の多様な領域との関わりへと学びは広がっていきます。また学校教育に関心の高い人には、カリキュラム論や学級経営論、道徳教育、学校文化など、学校や教育についての専門知識を蓄える機会を数多く提供します。発達という視点から子どもに関わる場合は、カウンセリングや発達心理学、家族関係やジェンダーについて学びを深め、実践力をつけていきます。まずは5つの視点のなかから、自分の関心を探しましょう。どの領域で専門性を磨くかによって、将来社会で活躍するフィールドは多様に広がります。
履修モデル
小学校教員免許状の
取得をめざす場合
1回生時から小学校教員免許状を取得するための科目の履修が始まりますが, 3回生時には立命館小学校での教育実習(2週間),4回生時にはそれぞれの母校を中心とした教育実習(2週間)を行い,小学校教員に求められる力量を高めていくことになります。
- 基礎演習
- 基礎社会学
- 子どもと社会など
- プロジェクトスタディ
- 各教科教育法
- 各教科に関する科目など
- 専門演習
- 初等教育実習Ⅰ
- 各教科教育法
- 各教科に関する科目など
- 卒業研究
- 初等教育実習Ⅱ・Ⅲ
- 教職実践演習など
現代社会における
子どもに関する諸問題について追究していく場合
現代社会における子どもを取り巻く問題は多岐にわたります。身近な領域からグローバルな領域へと視野を拡大させながら,それぞれのレベルにおける子どもと社会との関わりやそこで生じている諸問題について考えていくことをめざします。
- 基礎演習
- 基礎社会学
- 子どもと社会など
- プロジェクトスタディ
- 専門演習
- 卒業研究
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子どもと遊び、子どもとスポーツ、子どもとまちづくり、子どもと非行、子どもとメディア、子どもと地球環境、グローバル教育論、比較市民教育論などの専門科目を計画的に履修してください。
- 1回生時(「子どもと社会」)
- 2回生時・3回生時・4回生時
「子どもと遊び」「子どもとスポーツ」「子どもとまちづくり」「子どもと非行」「子どもとメディア」「子どもと地球環境」「グローバル教育論」「比較市民教育論」などの専門科目を計画的に履修してください。
学びをより深めるためのクロスオーバーラーニング
クロスオーバーラーニングで視野が拡がる
例えば、現代社会専攻とクロスオーバーすることで、「家族の変貌と子育て」「まちづくりと学校」、メディア社会専攻とクロスオーバーすることで「BUNKO〜子どもと本の出合う場所」「ケータイ時代の子どもたち」、スポーツ社会専攻とクロスオーバーすることで、「スポーツの夜明け 身体文化と学校体育」、人間福祉専攻とクロスオーバーすることで「“イジメ”解決とスクールソーシャルワーク」というように研究テーマが拡がります。
取得できる資格
- 小学校教諭一種
- 社会調査士(定員あり)
注:時間割の関係上、複数の資格課程を並行して履修することができない場合があります。