こころの健康

再評価 リアプレイザルreappraisal

春になり、新しい授業や生活が始まった方も多いのではないでしょうか。

少し慣れてきた一方で、「思ったより疲れているな」「何となく気持ちが落ち着かないな」と感じている方もいるかもしれません。

サポートルームでは、日常の中で気持ちを整えるためのヒントを、少しずつ紹介しています。

今回は、そのひとつである「再評価(リアプレイザル)」についてお伝えします。

 

 

 

再評価(リアプレイザル)について

再評価(リアプレイザル)とは、ネガティブな出来事が起こったときに、その出来事を別の視点からとらえ直すことで、気持ちを少し楽にする考え方です。

私たちは、出来事そのものだけでなく、「それをどう受け取ったか」によって、気分や行動に大きく影響を受けています。

 

具体的な例①(サークル・スポーツの場合)

たとえば、楽しみにしていたバスケットボールの試合が急に中止になってしまったとします。

そのまま何も考えずにいると、「せっかく楽しみにしていたのに」と、イライラした気持ちが続いてしまうかもしれません。

このような場面で再評価をしてみると、次のようなとらえ方もできます。

 

「試合はなくなったけれど、その分、家で好きなことをする時間ができた」

「次の試合まで、もう少し練習する時間が増えたと考えてみよう」

 

見方を少し変えることで、気持ちが落ち着き、「まあ、仕方ないか」と思えるようになることがあります。

 

具体的な例②(勉強・授業の場合)

勉強の場面でも、再評価は役立つことがあります。

たとえば、レポートで思ったような評価が得られなかったとき、「自分はダメだ」と落ち込んでしまうことがあるかもしれません。

そんなときに、次のようにとらえ直してみることもできます。

 

「今回の評価は、自分が伸ばすポイントを知る機会だった」

「この経験を次のレポートに活かせばいい」

 

こうした見方を試してみることで、気持ちを切り替え、次の行動につなげやすくなることがあります。

 

大切なポイント

起きてしまった出来事そのものを変えることは難しくても、とらえ方や見方を変えることで、気分や行動が変わることがあります。

再評価は、いつでもうまくできる必要はありません。気持ちがつらいときに、無理に前向きになる必要もありません。

余裕のあるときに、ひとつの方法として思い出してみてください。