■ 幼いころからの夢であった、国際貢献の現場で働くことが実現した林田さんですが、なぜ、大学院への進学を志したのでしょうか。また、学部生時代のお話もお聞きしたいです。
NICCOへの就職後、そのまま現地にとどまって働く道も考えました。しかし支援現場での専門家との意見交換、海外の大学院を出た他団体の職員との実際の対話などから、海外の大学院に進学し、より専門的な国際支援の勉強を行おうと決意しました。海外の大学院はどの学生も積極的で、大声で質問や意見が飛び交う環境に最初は驚きました。ただ、学部時代は英語の授業でディベートやディスカッションを多く経験しており、当時から積極的に発言を心がけていたので、この経験が今にとても活かされていると思います。
■ では、立命館での最も印象的な「出会い」は何でしょうか。
私は立命館に入学したことが最大の「出会い」だと考えています。もともと勉強したいと思っていた国際関係学に加え、専門的な英語の授業など、知的好奇心を刺激されるようなプログラムが立命館には数多くありました。夢への第一歩としての立命館があり、立命館を幹にして私の活動フィールドが形成されていったと思います。正課の英語の授業では、双方向のコミュニケーションを活かして勉強した結果、自分の意見を主張し、他者の意見を取り入れる能力を養えました。これは、世界で支援活動をする上で大きな力となっています。また、現在も付き合いのある仲の良い友人と知り合えたことも、印象的な「出会い」のひとつです。学生時代はそれぞれが異なる興味関心で主体的に動いており、そんな友人関係のなかで私も刺激を受け、成長できたと考えています。卒業後も、様々な分野で活躍するみんなと会って日本での働き方や仕事への関わり方への話を聞くと、これからの自分がどう進んでいくべきかを考えさせられます。このように今後の新たな自分を形成するうえでも、大学時代の友人と出会えたことも非常に貴重な経験です。このように、自己実現の過程で、立命館でのキャンパスライフで出会えたものすべてが、私にとって貴重な財産です。
■ 学生生活はあっという間ですが、「出会い」から身につく力はたくさんあるのですね。それでは最後に、学生へのメッセージをお願いします。
立命館にはすばらしいフィールドが準備されていると思います。自ら考え、積極的に行動していけば、より一層学生生活が充実したものになると思います。私は国際社会への関心から、正課の授業や留学など、自分にプラスになると思ったことは貪欲に追い求めてきました。怖がらずに一歩踏み出すことが、結果的に今の自分の幅を広げることになったと思います。まだやりたいことが決まってない人も、少しでも興味があれば、一歩踏み出してトライしてみてください。立命館には、興味あることにチャレンジできる環境があふれています。それを主体的に使ってやろうという気持ちで、切磋琢磨し成長し合える友人を大切にしながら、学生生活を過ごしてほしいですね。 |