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インタビュー

大学生活で得た財産を糧に国際貢献の場で活躍

 

林田麻理子

さん(2005年 国際関係学部卒)
イギリス・マンチェスター大学院
国際開発政策・マネジメント研究所在学中
国際関係学部在学中はアメリカン大学への交換留学、社団法人日本国際民間協力会(NICCO)での
インターンなど海外での生活を数多く経験。インターンではスリランカ地震の支援のため、
4ヶ月間現地での生活を送った。NICCOへ就職し、
パキスタン地震での被災者支援業務に携わるなどした後、
2006年9月よりマンチェスター大学院へ入学。国際支援に関わるための勉強を現在も続けている。

自分の夢を海外で実現 被災地支援でさらなる成長

現在イギリスの大学院で学んでいる林田さんですが、在学中から国際協力NGOで働いていたそうですね。どのようなお仕事をなさっていたのですか。

 4回生の夏、国際協力NGOである社団法人国際民間協力会(NICCO)でインターンシップに参加しました。そこでは数ある支援業務の中から広報業務を担当しました。アフガニスタン支援のためのチャリティオークションを行い、資金の寄付を募る活動に携わりました。チャリティイベントを成功させるために準備をする過程は楽しかったです。また広報担当として事業報告を会報にまとめることで、自分たちの集めた資金が海外でどのように使われているのか、全体像を掴むことができました。

NGOで働こうと思ったきっかけについて教えてください。

 幼い頃から国際社会に興味を持ち、小学校の卒業文集には「将来はボスニアで働く」と書きました。ただその時は、漠然と国際社会で働きたいと思っていただけでした。そして高校生時代、国際貢献への具体的な関わり方を知りました。そのために大学で国際関係学を学びたい気持ちが強まり、その後は大学院に進み国際支援の勉強をするんだ!といったキャリアを描きました。進学先に立命館大学の国際関係学部を選んだ理由も、まさにそこにあります。在学中もドイツへの短期留学やアメリカン大学への交換留学を経験したことで、いっそう世界で働きたいとの気持ちが強くなりました。進路選択の際、進学か、国外での就職か悩みましたが、まずは実際の国際貢献の現場を知ろうと考え、インターンを行っていたNICCOで仕事を続けようと決意しました。

なるほど。では、NICCOではどのような活動をされていたのかをお聞かせ下さい。

 卒業後、2005年9月に職員になった矢先、パキスタンで大地震が発生しました。NICCOのメンバーと緊急に現地入りしたのが職員として初めての活動です。当初は現地調査をし二週間で帰国する予定でしたが、振り返れば半年以上現地での支援活動を行いました。前半は調査やテントの配布を行っていたのですが、翌年1月からは現地統括として、中心となって活動しました。複数の団体をまとめる苦労はありましたが、その分他団体の働き方や支援への関わり方を知ることができ、実務経験を積むことができました。

自分を変える出会いはすぐ近くにある

幼いころからの夢であった、国際貢献の現場で働くことが実現した林田さんですが、なぜ、大学院への進学を志したのでしょうか。また、学部生時代のお話もお聞きしたいです。

 NICCOへの就職後、そのまま現地にとどまって働く道も考えました。しかし支援現場での専門家との意見交換、海外の大学院を出た他団体の職員との実際の対話などから、海外の大学院に進学し、より専門的な国際支援の勉強を行おうと決意しました。海外の大学院はどの学生も積極的で、大声で質問や意見が飛び交う環境に最初は驚きました。ただ、学部時代は英語の授業でディベートやディスカッションを多く経験しており、当時から積極的に発言を心がけていたので、この経験が今にとても活かされていると思います。

では、立命館での最も印象的な「出会い」は何でしょうか。

 私は立命館に入学したことが最大の「出会い」だと考えています。もともと勉強したいと思っていた国際関係学に加え、専門的な英語の授業など、知的好奇心を刺激されるようなプログラムが立命館には数多くありました。夢への第一歩としての立命館があり、立命館を幹にして私の活動フィールドが形成されていったと思います。正課の英語の授業では、双方向のコミュニケーションを活かして勉強した結果、自分の意見を主張し、他者の意見を取り入れる能力を養えました。これは、世界で支援活動をする上で大きな力となっています。また、現在も付き合いのある仲の良い友人と知り合えたことも、印象的な「出会い」のひとつです。学生時代はそれぞれが異なる興味関心で主体的に動いており、そんな友人関係のなかで私も刺激を受け、成長できたと考えています。卒業後も、様々な分野で活躍するみんなと会って日本での働き方や仕事への関わり方への話を聞くと、これからの自分がどう進んでいくべきかを考えさせられます。このように今後の新たな自分を形成するうえでも、大学時代の友人と出会えたことも非常に貴重な経験です。このように、自己実現の過程で、立命館でのキャンパスライフで出会えたものすべてが、私にとって貴重な財産です。

学生生活はあっという間ですが、「出会い」から身につく力はたくさんあるのですね。それでは最後に、学生へのメッセージをお願いします。

 立命館にはすばらしいフィールドが準備されていると思います。自ら考え、積極的に行動していけば、より一層学生生活が充実したものになると思います。私は国際社会への関心から、正課の授業や留学など、自分にプラスになると思ったことは貪欲に追い求めてきました。怖がらずに一歩踏み出すことが、結果的に今の自分の幅を広げることになったと思います。まだやりたいことが決まってない人も、少しでも興味があれば、一歩踏み出してトライしてみてください。立命館には、興味あることにチャレンジできる環境があふれています。それを主体的に使ってやろうという気持ちで、切磋琢磨し成長し合える友人を大切にしながら、学生生活を過ごしてほしいですね。

取材・文辻 健太郎(経済学部4回生)
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