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2016/11/14 和光大学教授の原田尚幸先生をお招きし、「スポーツと地域貢献活動」に関する特別講義を実施しました。


原田先生は、国内外の事例を取り上げながら、学生にも理解しやすいようにスポーツと地域貢献活動について説明されました。具体的には、スタジアムが「野球を観戦に行くところ」としてだけではなく、子どもからお年寄りまでのファミリーエンタテインメントとなるため、様々なアトラクションを展開している事例や、川崎フロンターレや千葉ロッテマリーンズの試合開催前には、ホームタウンを感じさせる映像をオーロラビジョンで流しながら、スタジアム内のファンやサポーターが自治体の歌を一体となって熱唱する様子などを、画像や動画とを用いながら、紹介されました。また川崎フロンターレが小学校に算数ドリルを提供したり、銭湯とのコラボレーションや地元商店街に選手が挨拶回りに言ったりしている様子についても紹介されました。

 

原田先生は、プロスポーツクラブを始め、スポーツ組織が地域貢献活動に取り組む必要性を、ファンに愛される身近な存在へとなるため、またファンが自ら在住する地域への愛着心を高めるため、そして地域経済へと貢献するためという視点から説明され、このような取り組みが、ひいては観客動員数の増加にも繋がると述べられました。わずかな時間でしたが、学生から活発な質問が寄せられ、スポーツ組織がどのように成果を上げるのかという点を考える上で、学生にとって有意義な特別講義となりました。