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2017/05/26 「運動処方論」の授業において、九州大学大学院医学研究院衛生・公衆衛生学の小原知之先生に「健康寿命を実現するために必要なもの」についてご講演頂きました。


 日本屈指のコホート研究拠点である久松町スタディで、認知症と生活習慣との関連性を研究されている小原知之先生に「健康寿命を実現するために必要なもの」についてご講演頂きました。小原先生は、昨年度のハワイ大学でのサバティカルでご一緒させていただきました。現在は、研究の傍ら大学病院における精神科外来も数多くこなされています。

 講義は、日本の超高齢社会の現状と課題、認知症の基礎知識、発症のメカニズム、運動習慣を含む生活習慣と認知症発症との関係についてわかりやすく解説いただきました。認知症患者の診断の様子を画像で示していただくとともに、認知症患者の特徴や治療方法、特に生活習慣改善による効果について、久松町スタディの研究成果をベースにお話しいただきました。今回の授業では理論と実践の両面において認知症の運動処方に関しての知見が深まりました。

お忙しい中、ご講演いただき誠にありがとうございました。