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2017/12/15 スポーツ指導実習A(サッカー)において、名古屋グランパスヘッドコーチの森一哉コーチにご講演いただきました。


2017年12月15日(金)3限及び4限に、スポーツ健康科学部のコーチング実習科目である「スポーツ指導実習A(サッカー)」において、名古屋グランパスヘッドコーチである森一哉コーチをゲストスピーカーとして招聘し、「ジュニア期からトップアスリート期までのサッカー指導において配慮すること」として、講演をいただきました。

森コーチは、慶應義塾大学卒業後、Jリーグ選手としてプレーされた後、川崎フロンターレスクールコーチとして指導者のキャリアををスタートされました。その後、U-13、U-14、U-15 のコーチ・監督として活躍され、2014年よりは、川崎フロンターレトップチームコーチとして、ジュニアからトップまで非常に幅広いの選手の指導を行ってこられました。現在ご指導されている名古屋グランパスでは、ヘッドコーチとして就任1年でチームをJ1復帰へ導くなど、選手、監督、コーチらと一体となって、活躍されています。

講演では、ご自身の指導者としてのキャリアを振り返られ、キッズ、ジュニアユース、ユースと多様な年齢層の選手をご指導されてきたご経験から、それぞれどのようなことに配慮して指導されているのかについて、具体的事例も紹介しながら、お話いただきました。その上で、どの年代においても、選手それぞれの「個」を強くすることが「チーム」を伸ばしていくことに繋がるといったことや、教えすぎるのではなく、あくまでも選手自らが思考力を身につける指導を心がけていることを何よりも大切にされているということをお話しいただきました。さらには、トップアスリート期の選手には、高い難度の戦術をこなすには、その基礎となる技術(ボールを止める技術)について、その完成度にこだわり習得する必要があるということについて、実際のJリーグでのプレーシーンの動画の解説及び、実際に体を動かしながらの実技指導を交えながら熱心にご説明いただきました。受講生の学生からは、「指導について深く考えることができた。これからサッカーの指導に携わった時は、今日の話を思い出したい。」などの意見・感想が多数寄せられ、将来の指導者として必要なことを教えていただき、有意義な授業となりました。