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「 健康運動科学特殊講義」:【健康寿命延伸のための70歳からの健康づくり-健康指標と歩数および体力との関連性から-】


2019年7月16日の「健康運動科学特殊講義」の授業において、鹿屋体育大学名誉教授の吉武先生に講演していただきました。

本講義では、吉武先生が1999年に始めた8020運動(80歳で20本の歯を維持する)に関する研究から得られた貴重なデータについてお話しされました。研究の開始時に70歳であった男女約600名を追跡調査した結果、1日の歩数が、71歳で7000歩ある人は虚弱になるリスクが低く、8000歩歩いていれば総死亡のリスクも低くなることが示されました。また、歩数について、歩数で4分位に分けた場合の所属分位は、70歳と80歳では約50%が維持されるという結果より、70歳における歩数に代表される身体活動量をまず増加させることがそれ以後の生活の質の低下を抑えることができるということなど、講義全体で“歩くこと、 歩く習慣が大切である”ということを強調されていました。

(ニュース)20190717-1