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スポーツバイオメカニクス論:最近のスポーツの動きのデータ解析手法


 7月6日、スポーツバイオメカニクス論において、最先端の研究を学生に紹介するために、名古屋大学の藤井慶輔先生をお呼びして、ご自身の研究を紹介していただきました。

 藤井先生は、ご自身がバスケットボールをされていたということもあり、スポーツを研究テーマにされています。スポーツを研究テーマにする場合は、サッカーのキックや野球のバッティングといった、特定の動作を対象として、その動作を詳細に撮影し分析していくことが一般的です。
 しかし、藤井先生の視点は非常に独特で、【スポーツは一人ではなく集団 (複数人) で行うものであるため、”良い動き” というものは他の人の動きにも影響を受ける】という、スポーツを実際にやっている人にとっては当たり前ではあるけれども、研究としてはまったく着手されていないところに着目し、研究を進められています。そこで、バスケットボールやサッカーという集団スポーツを対象に、人工知能や機械学習、ビッグデータという、近年、目覚ましく発展している技術を活用した研究を紹介していただきました。

 内容は非常にハイレベルで難しい部分もありましたが、このような最先端の研究を聞くことで、学生が興味を持ち、自ら進んで学習に取り組むようになることを期待しています。

(ニュース)20210707-1