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スポーツ健康科学部山浦一保教授が『武器としての組織心理学』を上梓されました


スポーツ健康科学部でリーダーシップ論などを担当している山浦一保先生が、この度、ダイヤモンド社より『武器としての組織心理学』を出版されました。

 この分野の最先端研究のエビデンスをふんだんに取り入れながらも、初学者やビジネスパーソンにも分かりやすく、読みやすくまとめてあります。

 スポーツ健康科学部は、「グローバルな視野とリーダーシップを備えて、スポーツ健康科学の理解をもって社会に貢献する人材育成」を目指しており、その基盤となる「リーダーシップ」についての専門的な知識、実践的な研究を学生、院生、関係する先生方、企業の方などと積み上げられてきた山浦先生が、この間の英知を一般書としてまとめられました。

 

<<同僚教員の感想>>

この本は、単なるビジネス書ではない。山浦先生が、授業、講演などで独自のスタイルとして大事にされている、「最新研究によるエビデンス、客観的データにもとづいた豊富な専門的知識を、現場の声、社会の声と紡ぎ語る」ことで、現場感覚を持ちながらも深い理解に導いてくれる著作である。本書の内容は、人間関係に悩む方にはもちろんのこと、組織のリーダー、部下の双方が抱える関係性の悩みを解決する多くの糸口がある。

 組織には、それぞれに達成すべき目標、ミッションがあり、その達成に向けて組織内の人間関係の良否は極めて重要な要件となる。人と人の間の数だけ、人間関係は生じ、その「間」の取り方、「関係」の紡ぎ方を、本書は今一度振り返らせてくれる。人類は、原始のころより共同生活することで繁栄してきた。コミュニティ、組織の中で良好な関係を築くことは人生そのものの価値を輝かせてくれる。多様化する社会の中で、良好な人間関係を築くための理論的背景を理解し、明日から実践する知恵を身につけるためにも一読を勧めたい。同時に、座右において、時間とともに変化する関係性を適宜振り返られるときの参考書にしてもらいたい。

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