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スポーツマーケティング領域における高校野球を対象にした研究プロセスの紹介


 3回生の専門演習Ⅱに現在、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科の博士課程に在籍するロシア人のLATYPOVA Endzhe(ラチポワ・エンジェさん)をお招き「研究プロセスの紹介」としてご講義いただきました。エンジェ先生はロシアの大学で卒業論文も日本の全国高等学校野球選手権大会(以下「甲子園大会」)を扱われており、その後来日し修士課程、そして博士課程も甲子園大会のようなトーナメント方式の大会におけるスポーツ消費者の研究に携わっていらっしゃいます。
 ロシア人のエンジェ先生にとっては、学生スポーツがみるスポーツの対象であることがそもそも大変興味深く、チームが地域を代表する甲子園大会では、毎年出場チームが変わること、応援しているチームが負けた場合でも大会を見続けるのはどのような要因によるものなのか、といった疑問が研究の原点であったようです。
 ゼミ生たちは、馴染みのある甲子園大会を対象にしたユニークな研究の着眼がとても新鮮で、「面白い!」と思えたようで、これから本格的に卒業研究に着手していく上で、エンジェ先生の研究に親近感を持ち、自分たちが見つけてきた理論的な概念がこんな風に使えるんだという発見があったように見受けられました。
 その後エンジェ先生は4回生のゼミ、演習Ⅳにも残ってくださり、提出直前の4回生の卒業論文のご指導もしてくださいました。
 LATYPOVA Endzhe先生、ありがとうございました。

(ニュース)20211203-1