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2024/10/26

2024年10月中国古典文化講座「菅原道真の「九月十日」の詩とその典拠について」

原田愛氏（金沢大学人間社会研究域学校教育系准教授）

時間：13：00～14：30（12：30～受付開始）

場所：立命館孔子学院講義室＆オンラインライブ配信

講座概要

平安時代中期を生きた菅原道真（845-903）の有名な漢詩の一つである「九月十日」詩は、延喜元年（901）謫所の大宰府において、その前年の九月十日に京都の清涼殿で醍醐天皇のために詠んだ「秋思」詩を回顧しながら創作された作である。京都の北野天満宮の「余香祭」、福岡の太宰府天満宮の「秋思祭」は、このときの道真の哀しみや憤りを偲び、鎮めるための祭事でもある。今回の講座では、このように現在もなお影響を及ぼす、道真の二首の「九月十日」の詩とその典拠などについて考える。因みに、これまでも白居易詩の典拠や影響は指摘されていた。ただ、それ以外の典拠、例えば、『史記』や『文選』、李白などについては、あまり考察されてこなかった。こうした典拠の内容を一つずつ辿りつつ、道真はその典拠をどのような思いを込めて用いたのか、その創作意図を改めて探りたい。

講師紹介

原田愛氏（金沢大学人間社会研究域学校教育系准教授）

2005年3月　九州大学文学部人文学科　卒業学士（文学）
2007年3月　九州大学大学院人文科学府修士課程修了　修士（文学）
2007年4月　九州大学大学院人文科学府博士後期課程　進学
2009年9月　中華人民共和国復旦大学中文系高級進修生（2010年7月まで）
2012年3月　九州大学大学院人文科学府博士後期課程　単位取得後退学
2012年4月　九州大学大学院人文科学研究院　専門研究員（2015年3月まで）
2013年8月　九州大学大学院人文科学府　課程博士の学位を取得　博士（文学）
2013年4月　西南学院大学国際文化学部　非常勤講師（2015年3月まで）
2014年4月　九州大学基幹教育院　非常勤講師（2015年3月まで）
2015年4月　金沢大学人間社会研究域学校教育系　准教授（現在に至る）

定員

教室：20名　オンライン：70名（要事前申込）

参加費用

無料

お申込み受付期間

～10月25日（金）15時　※定員になり次第、受付終了

お申し込み方法

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※オンラインはライブ配信のみとなり、アーカイブ配信はありません。