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ゲスト講義実施報告(ジャーナリスト 千野境子様(産経新聞 客員論説委員))

「Professional Workshop」(担当教員:山田真弓先生)の授業にて、産経新聞の客員論説委員でもあり、ジャーナリストとしてご活躍されている千野境子先生に立命館大学へお越し頂きました。
千野先生は、「江戸のジャーナリストー葛飾北斎」(課題図書に指定されている)を始め、多数の単行本の著者でもいらっしゃいます。
子どもの頃から書くことが大好きで、書くことで自分を表現出来る喜びをお話して頂きました。

ゲストスピーカー「千野先生アップ」

また、新聞社の特派員として、インドネシア、キューバ、ニカラグア、フィリピン、ペルー等、数々の国を訪れ、各国大統領へインタビューを行った経験から、ジャーナリストという職業の醍醐味について当時の写真と共に語って頂きました。

中でもニカラグアのオルテガ大統領の取材では、彼の秘書を通じてアポを取ったものの、待てど暮らせど大統領に会えないため、ついにフォトグラファーと二人で、大統領選挙のキャンペーンやその車に毎日同行したところ、ついにオルテガ大統領が自分の選挙に日本人女性二人が常についてまわっていることに気づき、大統領から直接「一体君たちは何をしているのかね?」と声をかけられたそうです。
そのタイミングを逃さず、千野氏は「私はあなたのインタビューをしに来たのです!」と伝えたところ、インタビューを快く引き受けてもらったとか。

ゲストスピーカー「千野先生全体1」

また、学生からは、毎日どれくらいの文章を書くのか、一つの記事で何字くらい書くのか等の質問があり、それに対して千野先生から、文章が上手になるためにはとにかく書くしかないこと(それ以外の王道はない)、期限を定めとにかく集中して書くことが大事である、とアドバイスを頂きました。
学生らは休憩時間にも、千野氏に自ら話を聞きに行き歓談、交流する様子が見られる有意義で素晴らしいワークショップになりました。