教員・学生・卒業生
教員の研究者としての横顔、多様にいきいきと学ぶ学生、世界で活躍する卒業生を紹介します。
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国際政治経済学
政治と経済の相互作用を意識しながら
国際関係を分析するアメリカと中国は、政治や安定保障の面にだけ着目すると、対立しているように見えます。しかし経済的な関係においては密接につながり、相互に依存し合っています。こうした政治と経済の相互作用を意識しながら国際関係の事象を把握するのが国際政治経済学です。
中戸 祐夫国際関係学部 教授
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国際政治学
「戦争をなくす」ことはできるか?
希望を持って国際政治学を学ぶこの100年で戦争の数は1/10に減ったことを知っていますか?第一次世界大戦の悲劇から生まれた国際政治学は着実に成果を上げています。私は人間の本質をとらえることによって戦争が起こるメカニズムを解明し、戦争を起こさない仕組みづくりに貢献したいと考えています。
足立 研幾国際関係学部 教授
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グローバル国際関係学
国際関係学を成り立ちから問い直し
西洋と非西洋を架橋する西洋的視点を自明のものとする従来の国際関係学を批判的に見て、西洋と非西洋を架橋しようとする運動として生まれたアプローチがグローバル国際関係学です。過去の学説や他の学問分野からもヒントを得ながら、新しい理論の構築を試みています。
安高 啓朗国際関係学部 教授
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開発経済学
途上国の経済発展は
経済合理性だけでは実現できない途上国の経済発展のプロセスは非常に複雑です。人や国家の意思決定や行動は、さまざまな要素に影響を受けるからです。経済発展がいかに実現されるかを考えるには、その複雑さを謙虚に受けとめ、幅広い分野を学ぶことが不可欠です。
渡邉 松男国際関係学部 教授
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国際機関で働く
国際的な人道支援、開発援助の現場で
必要な「理論」と「共感力」国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国際協力事業団(JICA)で人道支援や開発援助に携わってきましたが、その現場で「共感力」の大切さを実感しました。国際関係も、結局は人と人の関係。相手が信じるのは目の前にいる一人の人間なのです。
石川 幸子国際関係学部 教授
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途上国開発・国際協力
グローバル時代に求められる
持続可能な国際協力とは途上国開発・国際協力の方法は、時代や国・地域によって多様です。東南アジアでは、無償資金協力によるインフラ整備や人材育成を経て、近年は有償(融資型)支援が主流となり、市民社会、民間企業が国際協力に取り組む例も増えています。
嶋田 晴行国際関係学部 教授
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国際経済学
人間/国家の次の行動を
経済学で予測する経済学は「お金の学問」ではありません。「意思決定の学問」です。人がなぜその行動を起こしたのかを追求し、次の行動を予測する。さらには人のあらゆる行動を説明しようとするのが経済学であると言えるかもしれません。
矢根 遥佳 国際関係学部 准教授
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日本再発見
自分の国を正しく知ることが
国際化につながる国際関係学部は、日本についても、深く学ぶ学部です。日本という国を別の視点から新たにとらえなおす、つまり「日本を再発見する」。これは、国際関係学を学ぶうえで、大切な視点だと考えています。
ライカイ ジョンボル ティボル国際関係学部 教授
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文化人類学
異文化に飛び込んで
自分にとっての「当たり前」を問い直すコミュニティとしての新宿歌舞伎町の変貌を研究にしています。街並み、人の流れ、歩く人の仕草、すべてが観察の対象です。さまざまな職業の人にインタビューし、アンケートをとり、あるいは行政の影響を調査するなど、文化人類学の手法で考察しています
スミス ナサニエル マイケル国際関係学部 准教授