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ゲスト講義実施報告(住友商事 建機販売事業第2部 加藤稚日志様)


「プロフェッショナル・ワークショップ(ビジネス編)」第3回目のゲスト講師講演は、
2020年3月に国際関係学部を卒業し、現在住友商事、建機販売事業第2部で働かれている加藤稚日志氏をお招きしました。

6.30加藤様(アップ)

ご講演に先立ち、総合商社の就職を志望する受講生から、業界企業研究の成果報告として、いわゆる5大総合商社の中で中堅に位置する、住友商事の業務概要や、社員の処遇や働き方、同業他社との違い等について説明がありました。また、報告班からは、加藤氏に対して、住友商事を就職先に選んだ理由や総合商社が求める人材像、業務内容や入社前と入社後の印象の違い、就活への取り組み等に関する質問が出ました。
受講生による業界企業研究報告に対しては、加藤氏からは、社会人4年目に入った先輩の立場から、ネットで得られる情報だけでなく、数字やデータに基づくより深い分析の必要性が指摘されました。

6.30加藤様(全体)

続く講演では、住友商事で現在担当している建設機械販売に関する業務内容の解説や大学時代の過ごし方、就活への取り組み方、内定獲得に至る経緯と現在の仕事のやりがい、他の総合商社との違い、そして後輩たちの就活へのアドバイス等について話されました。講演の後、質疑応答に移りましたが、フロアからは、学生に人気だが狭き門である総合商社で内定を得るためにやっておくべきことや、必要な英語力の水準、海外赴任の機会や頻度などについての質問が出ました。

加藤氏は、それらの質問に丁寧に答えると共に、総合商社に限らず、民間企業では具体的な数字で成果が求められることや、国際関係学部生であっても簿記や財務など一定の専門知識を身につけておいた方が良いこと、自分はそうではなかったが、就職活動は早く始めた方が良いこと、面接にあたっては、面接官との会話のキャッチボールや話の一貫性が重要であり、キャリアセンターの模擬面接など大学の
サポートを積極的に利用すべきことなどを語られました。受講生は、加藤氏の率直な語りに魅せられると同時に、面接をはじめ就活への取り組みに貴重な示唆を得ることができたように思われます。