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ゲスト講義実施報告(国連開発計画(UNDP) 駐日事務所 二瓶 直樹 様)

11月28日の「国際連合入門」(担当教員:織田靖子先生)の授業にて、国連開発計画(UNDP)駐日事務所の二瓶直樹様をお招きし、講義を行って頂きました。講義のテーマは「国連の現場での活動ーウクライナ及び中央アジアの事例より」。
二瓶直樹さんは急遽決まった2週間ほどのウクライナ出張から帰国したその足で立命館大学に立ち寄ってくださいました。

二瓶様②

内容は、①ウクライナ(紛争・危機の中での支援)、②l日ソ連の国々(中央アジアを例に)、③国際機関で働く(どんなことが肝要か)の三部構成。各テーマ毎に受講生からの様々な質問に丁寧に誠実に答えていただきました。
特筆すべきは、空港が使えないため陸路でモルドバから入国したという経緯に続き、空爆最中の 11月現在のウクライナの生々しい状況でした。UNDPの活動に関する具体的な情報に加え、美しいキーフの街並み、対照的なインフラ破壊と援助活動の写真と実体験を交えて説明していただきました。紛争下で生きる人々の感情面の変遷など、メディアや文献などからはなかなか得ることのできない現実を垣間見ることができ、貴重な経験ができたという感想が多くの受講生から寄せられました。

二瓶様③

また、中央アジア5か国(カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスタン)の魅力についてわかりやすく紹介していただき、この地域への新たな関心が高まった様子でした。
講義の最後に国際機関でのキャリアについて二瓶さん自身の心構え、JICAなどの様々な国際機関、国連などの契約体系など細かな点までをお話していただきました。
終了後のアンケートからは、現役の国連職員に会い、自分自身の将来を考えるきっかけになったというコメントが多く寄せられました。

二瓶様④