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ゲスト講義実施報告(中央日報 東京特派員 大貫智子様)
「プロフェッショナルワークショップ」(担当教員:白戸圭一先生)の授業にて、中央日報 東京特派員として勤務されている大貫智子様をゲスト講師としてお招きし、講義を行っていただきました。
講演者の大貫様は、2000年に毎日新聞に入社し2024年3月まで25年間記者として勤務されました。
在勤中は政治部記者、外信部デスク、ソウル特派員、論説委員などを歴任され、30歳代半ばで会社の命で突然韓国語を勉強することになり、その後ソウルに特派員として5年間駐在し、朝鮮半島の取材に従事されました。
そして2024年3月、毎日新聞社を退職して韓国の大手新聞社の中央日報に入社し、日本人として史上初めて韓国紙の東京特派員となった異色の経歴を持たれています。
このほか、毎日新聞在勤中には新聞記事の執筆のみならず、韓国の著名な画家と日本人妻を題材にしたノンフィクションを単著として執筆され、小学館のノンフィクション賞を受賞される偉業も成し遂げられています。
今回の講演では、自身の記者としての歩みを振り返りながら、国境を越えて働くことの魅力や、会社から命じられた業務を自身のキャリア形成に巧みに利用していく生き方などについて学生たちに語っていただきました。
当時は女性記者の海外赴任が極めて稀であったにもかかわらず、当時5歳の息子を連れてソウルに赴任した体験についても講演し、将来働き続けることを望む女子学生たちにもエールを送ってくださいました。