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ゲスト講義実施報告(国連難民高等弁務官駐日事務所 法務部アソシエイト 葛西 伶様)

「国際連合入門」(担当:織田靖子)にて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所で法務アソシエイトとして勤務する葛西伶氏をゲストスピーカーとしてお迎えし、担当教員とともに難民問題に特化した授業を行いました。

冒頭、UNHCRおよびパレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の説明、世界の難民状況の説明が行われた後、日本の難民について詳しく講義が行われました。

葛西氏の現在の主な仕事のひとつは、日本にたどり着いた難民の人たちと直接対話を重ね、一方、日本のパートナー(企業、大学など)と交渉し、両者の接点を見極め、双方に役立つシステムを作り上げていくことです。

例えば、日本の不動産会社とともに賃貸物件を難民の人たちがよりスムーズに探すことができる方法を開拓する、また大学や専門学校の協力を得て難民に学びや就職の機会を提供する、といったプロボノ活動に関する説明がありました。
これからも難民の人たちが経済的支援に頼らず日本で生活できるように、持続可能な(サステナブルな)支援の形を探求中であることもお話しいただきました。

最後に葛西氏が現在の仕事に就くまでの学歴(心理学)及び職歴(外資系コンサルなど)について、質疑応答をとおして受講生と細かなやり取りがありました。
「難民問題は単なる人道支援のはなしではないと認識した」「国際法的観点だけでなく、(日本に在留する移民・難民に対して)社会参加が必要不可欠だと考えた」という感想・コメントが受講生から寄せられました。