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ゲスト講義実施報告(元青年海外協力隊:中嶋悦子様)

プロフェッショナル・ワークショップ(公務クラス)は、将来、国際機関や外交官等の職業を目指したいと考えている学部生を対象として開講されているが、まず、国際的に活躍するためには「るつぼ体験」 (自分の価値観・人生観を再構築する経験)が必要であるとの認識に基づいて、「るつぼ体験」の一例である青年海外協力隊(JOCV)の活動を紹介することにした。

本学部の卒業生の中嶋悦子さんから、大学卒業後の就職、青年海外協力隊としてネパールで従事した村落開発、そしてその後の展開についてお話を伺った。「人のためだと思って行った活動が、結局、人生観を転換させる自分育ての活動であった」という結論が、まさに中嶋さんのるつぼ体験を物語っている。

ネパール派遣前研修では、70日間のネパール語集中講義があり、そこで身につけたネパール語を駆使して現地の人々に語り掛けている動画は圧巻であった。女性支援を中心として現地に溶け込んで仕事をする姿は「共感力」をよく表現していた。