2019年4月の開設に向けて準備を進めていたグローバル教養学部(以下、GLA)が、このたび文部科学省への設置届出を完了し、立命館大学16番目の学部として、大阪いばらきキャンパスに誕生することが決まりました。

 GLAは、オーストラリア国立大学(以下、ANU)のCollege of Asia & the Pacific(アジア太平洋学群)が提供する世界水準のアジア太平洋に関する学びと、立命館大学が新たに展開するグローバル時代の教養(リベラル・アーツ)に関する学びの両方を、オーストラリア・日本の2つのキャンパスで修め、4年間で両大学の学位を得るデュアル・ディグリープログラムを教育課程の全面に組み込んだ日本初の学部です。授業はすべて英語で行われ、ANUの授業の一部は、同大学教授陣によって、大阪いばらきキャンパスでも開講されます。

 立命館大学は、1988年の国際関係学部設置以来、教育研究のグローバル化に取り組んできました。ANUはオーストラリアのリーディング大学であり、GLAのパートナーであるCollege of Asia & the Pacificは、英語圏において世界的にも著名な地域研究の専門家を擁し、アジア太平洋地域に関する理解を広げる点、また、同地域への関与という点で、重要な役割を果たしています。

 GLAの誕生を期に、本学は、大学のグローバル化をさらに高いレベルで推進し、アジア太平洋、ひいては世界で活躍するグローバルリーダーの育成に努めてまいります。

金山 勉 教授 (2019年4月グローバル教養学部長就任予定) のコメント
 アジア太平洋の時代が加速し、加えてグローバル化が進む社会において、課題発見と解決に向けた実践的な力を発揮するリベラル・アーツを身に着けた人材がますます求められるなか、本学が日本のリベラル・アーツ教育の新たな次元を切り開いていけることは大きな喜びです。日豪の高等教育および財界関係者からの大きな期待を受けながら、「グローバル教養学×アジア太平洋学」の二つの学位取得を追求する学生が、日豪の両キャンパスで学び、未来に生きるグローバルリーダーとなれるよう、世界各地から着任する優れた教員とともに、徹底した学生への学修支援をもって取り組んでまいります。

<立命館大学 グローバル教養学部について>
学部名称 : グローバル教養学部 College of Global Liberal Arts
学科名称 : グローバル教養学科 Department of Global Liberal Arts
学位名称 : 学士(グローバル教養学、Bachelor of Global Liberal Arts)
開設時期 : 2019年4月
開設場所 : 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)
入学定員 : 100名(国内学生:30名、国際学生:70名)

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