ミニ里山講座「源氏物語と生きた里山の植物たち&キャンパス植栽ツアー」開催
2024年4月20日(土)大阪いばらきキャンパス(以下OIC)R-AGORAにて、育てる里山プロジェクト主催・ミニ里山講座「源氏物語と生きた里山の植物たち&キャンパス植栽ツアー」を実施しました
今回のミニ講座は、NHK大河ドラマ「光る君へ」で注目されている「源氏物語」にスポットをあて、作中に登場する里山の植物を紹介しつつ里山エリアの植栽を実際に見ていただく企画となりました。育てる里山プロジェクトのメンバー、一般の方含め計13名の方が参加くださり、冒頭は、育てる里山プロジェクト代表・田中力先生に「源氏物語と生きた里山の植物たち」をテーマに講演頂きました。
平安時代、文のやり取りの際に紙が正五角形に折られており、正五角形の中に黄金比が存在するという数学的なお話から始まりました。当時より生活のすぐそこに里山があり、四季折々の植物があり・・・。作中に登場し実際に里山エリアに現存する樹木の紹介、里山プロジェクトの紹介と進み、「里山は懐かしさと未来を感じられる存在である。これからも育て、活用していきたい。」と締めくくられました。
講座のあとは実際に里山エリアに赴き、キャンパス植栽ツアーを行いました。イオンチアーズクラブのお子様と大人の方も加わり、計25名での賑やかな植栽ツアーとなりました。虫取りに夢中になる子どもたち、里山エリアの樹木を熱心にメモするお子さん、先生やメンバーさんに質問しつつ観察されたり・・・それぞれの楽しみ方で里山エリアを楽しんでいただきました。講座中に説明のあった「ヤマザクラ」「いろはもみじ」を実際に見たり、クスノキの葉に触り樟脳の匂いがするのを確認し驚いたり、山椒の葉の香りから懐かしさを感じたり・・・と、見て、触れて里山エリアの植物たちをいっそう身近に感じていただくことができました。
「里山エリアの存在を知らなかった。」「こんなに近くで虫取り出来るとは。」と話されている方もおり、里山エリアの認知促進にもつながりました。
立命館大学は、今後も地域・社会連携を通じて相互の信頼関係を築き、新たな価値の創造による地域の発展に貢献することを目指していきます。
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