2024年度秋季立命館大学大学院博士学位授与式を挙行
9月28日(土)、朱雀キャンパス大講義室において、2024年度の36名の博士学位取得者に対する学位授与式(秋季)を挙行しました。仲谷善雄・立命館大学長をはじめ、学園役職者、指導教員や学位取得者のご家族やご友人が出席し、学位取得者の門出をお祝いしました。
式では、仲谷学長より学位取得者一人ひとりに学位記を授与しました。その後の学長式辞では、「博士学位を授与することは、大学にのみ許された役割であり、社会に変革をもたらす人材の育成という、非常に重い社会的責任を果たすことでもあります。立命館大学は、誇りをもって、皆様に学位を授与したいと思います。皆様には、そのことを受け止めていただき、今後さらに研鑽を積まれて、それぞれの分野で活躍いただくことを期待しています」と述べました。
次に、課程博士学位取得者を代表し、博士(食マネジメント)取得の山中香織さん(食マネジメント専攻修了)、論文博士学位取得者を代表し博士(工学)取得の徐照男さんが挨拶を行いました。
山中さんはこれまでの研究活動を振り返るとともに、「人生100年と言われる中で、私たちは常に謙虚に学習し続けることが大切です。AIをはじめとするテクノロジーの進化発展によって、社会の変化のスピードは加速しています。私たちは、これまで数年間の研究に対しては、本日、ある段階に辿り着けたのかもしれませんが、今後、成功体験すらもアンラーニングする必要に迫られる時が訪れるかもしれません。この度の研究を通じて教えていただいた事は、つねに素直な心で新しい世界を切り拓くことに挑戦するアントレプレナーシップの精神でもありました。私たちは今後も精進を続け、新たな研究に挑戦し続けたいと思います」と語り、教員、関係者、共に切磋琢磨した友人・先輩・後輩に感謝の思いも述べました。
徐さんもこれまでの研究活動を振り返るとともに、「博士号取得という成果は、私たちの努力と学びの結晶です。しかし、その成果を単に個人的な達成感にとどませるのではなく、社会に貢献するための礎とします。これからは、ここで得た学びを次の世代や社会に還元し、少しでも良い未来を築いていけるよう、力を尽くしていきたいと思います。これからも、私たちはそれぞれの分野で探求を続け、知識の最前線を切り拓いていきます。社会は常に変化し続けていますが、私たちはその変化に対応し、持続的な学びを続けていくことが求められます。私たちが蓄えた知識とスキルは、未来に向けた新たな挑戦の基盤となり、より良い社会を築くための力になると信じています」と語り、支えていただいた方々への感謝と今後の抱負も述べました。