概要

 学校法人立命館(京都府京都市、理事長:森島朋三、以下「立命館」)と国立研究開発法人産業技術総合研究所(東京都千代田区、理事長:石村和彦、以下「産総研」)は、「ここちよさ」を新たな付加価値とした滋賀県内企業のものづくりを支援する「立命館・産総研 ライフセントリックデザイン ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(以下「Lcede-BIL」という)」のキックオフイベントを2024年12月2日に開催し、Lcede-BILの活動を本格的に開始いたしました。

背景と狙い

 滋賀県には、自動車、建築、家電、生活用品向けの素材・部品を供給する、高い技術力を有する中堅・中小企業が多数存在し、地域の経済を支えています。滋賀県は全国有数のものづくり県であり、県内総生産に占める第2次産業の割合は約50%と全国1位です。一方、自動車をはじめあらゆる分野において国際競争が激化する中、複雑化する⽣活者の意識に視点をおいた製品の差別化・高付加価値化が重要な要素となっています。加えて、素材や部品にも、「ここちよさ」という面を考慮した製品開発が求められています。Lcede-BILでは、立命館と産総研が地域のニーズを踏まえ、部素材から⼈の⽣活の価値を高める製品・サービスを創出する「ライフセントリックデザイン」に関する共同研究を実施するため、2024年10月11日に覚書を締結いたしました。

活動内容

(1)活動内容

ライフセントリックデザインに関わる共同研究・事業化支援、これらに関する広報活動、滋賀県や草津市を主な対象エリアとした地域課題やニーズを収集するための連携活動、人材育成など

(2)始動時の研究テーマ

① 視覚から高級感を感じる生活関連素材の開発
② 自動車・住居の快適な音環境をつくる部素材や機器の開発
③ 触感のよい素材と触感の計測方法の開発
※今後はニーズに応じて研究テーマを拡充していく予定です。

キックオフイベントの様子

 2024年12月2日、立命館大学びわこ・くさつキャンパスにてキックオフイベントを開催いたしました。Lcede-BILの活動について紹介するとともに、ライフセントリックデザインの重要性についての特別講演や、研究者と地元企業によるポスター交流会を行い、ご参加の方々からLcede-BILの活動への期待を寄せていただきました。


キックオフイベント会場の様子
立命館 仲谷総長
立命館 仲谷総長
産総研 村山副理事長
産総研 赤井BILプロジェクトマネージャー
立命館大学 情報理工学部 西浦教授
立命館大学 野口副学長
交流会の様子
ポスター発表の様子
ロゴ紹介

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