キャンパスベンチャーグランプリ全国大会でキム・ヒョンウンさんのチームが審査委員会特別賞を受賞
2025年2月25日(火)に大阪産業創造館で開催された「第21回キャンパスベンチャーグランプリ(以下、CVG)」全国大会にて、キム・ヒョンウンさん(経営学部3回生)のチームが「審査委員会特別賞」を受賞しました。
CVGは、新事業・新産業の創出を目的に、大学院、大学、高等専門学校などに在籍する学生を対象に開催される新規事業提案コンテストで、「学生起業家の登竜門」として知られています。
2024年12月16日(月)、大阪市内で開催された「第26回CVG大阪」でキムさんのチームは、92件の応募の中から最優秀賞を受賞。大阪大会を勝ち上がり、全国大会への進出が決まりました。迎えた全国大会では「審査委員会特別賞」を受賞しました。
キムさんらが発表したプラン「新しい地平を開く、5ドル顕微鏡キット」
提案したビジネスプランは、アフリカや東南アジアなど開発途上国で普及させ、作物の伝染病拡大を早期に防止する目的で開発された簡易顕微鏡キット。キットの説明書に文字を使わず、イラストのみで構成するため、子どもや高齢者、読み書きができない人でも簡単に組み立てられます。
製作キットは、ユーザー本人が組み立てることで人件費を抑え、5ドルという安価での提供を目指しています。また、キットのパッケージに記載されたQRコードをスキャンし、スマートフォンで撮影した観察物の画像を送信すれば、AIが自動で分析。伝染病が疑われる場合には、保健所との早期連携が可能になります。食糧資源の安定性を高め、公衆衛生問題の解決への貢献を最終目標として提案しました。
キム・ヒョンウンさん(経営学部3回生)コメント
正直な気持ちとして、大阪大会の予選を通過できると思っていなかったため、全国大会に進めたことがうれしいです。数カ月前までは、顕微鏡開発・キットの部品作製に必要な3Dモデリング・3Dプリンターの使い方も分からない初心者でした。しかし、チームメンバーがそれぞれの専門分野を生かしながら協力してくれたおかげで、大阪大会では最優秀賞を受賞することができました。全国大会でも全力を尽くし、「審査委員会特別賞」を受賞できてうれしいです。