本学大学院生(以下2名)が第41回(2025年度)「公益財団法人 村田学術振興・教育財団 研究助成」に採択されました。

  • 文学研究科 金豆 さん
  • 先端総合学術研究科 藤本流位 さん

同研究助成は、エレクトロニクスを中心とする自然科学の研究及び国際化にともなう法律、経済、社会、文化等に係る諸問題に関する人文・社会科学の研究に対する助成、研究者の海外派遣や研究集会に対する助成を行っています。
助成対象分野(募集分野)は、「自然科学」「人文・社会科学」「文理融合」となり、金豆さん、藤本さんは、「人文社会」の分野での採択となりました。

文学研究科 金豆さんのコメント

研究課題

清末における中国人女子留日学生のネットワークとジェンダー秩序への模索――『中国新女界雑誌』の寄稿者を中心に

コメント

女性が長らく公共空間における教育機会を持たなかったことにより、東洋史研究は男性知識人の遺した史料を中心に構築され、女性の視点が欠如してきました。従って、清末期に日本へ留学した中国人女子留学生が日本で編集した雑誌・教科書は、極めて高い学術的価値を有します。本研究は、村田財団の研究助成金により国際学会で発表する機会を得て、歴史に埋もれていた女子留学生の足跡を広く伝えることが可能になります。心より感謝申し上げます。

先端総合学術研究科 藤本流位さんのコメント

研究課題

2000年代以降の現代美術における「他者」の承認と消費

コメント

この度は、本助成に採択していただき感謝申し上げます。とりわけ、現代美術という研究領域に対して、こうしたかたちあるご支援をいただきましたことを大変ありがたく思っております。現代美術は、その実践的な取り組みを通じて「他者」の存在に目を向ける、目を向けさせる機能を持つものです。本研究において、その意義をあらためて問い直し、理解を深めることができるように取り組んでまいります。

関連情報

NEXT

2025.07.31 TOPICS

【挑戦の向こう側】覇道を拓く主将の魂 立命館ラグビー、歴史的勝利の軌跡

ページトップへ