【大阪・関西万博】立命館万博学生委員会おおきにが「環境」と「食」のワークショップを開催しました
2025年9月15日(月)、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」にて、立命館万博学生委員会おおきに「環境班」と「食班SusTable」の学生によるワークショップを開催しました。
午前中は環境班が企画したワークショップを実施しました。テーマは、ゴミ問題・海洋汚染・自然破壊といったさまざまな課題を抱えた架空の島「ドリームアイランド」。参加者は「どうすれば環境破壊を食い止められるか」を自由な発想で考え、イラストで表現しました。
本企画は、実現可能性にとらわれず、未来社会に向けた環境改善を考えることを目的としています。会場では、「地球の温度を下げるクラゲ」「ゴミ拾いをする鳥」「食べ残しを食べて酸素を生み出すロボット」「あらゆるものを粒子化する消しゴム」「ゴミと魚を分けて回収できる網」など、ユニークなアイデアが次々と付箋に描かれました。イラストを通じて、親子で環境問題について語り合う姿も見られました。
最後には、参加者が描いた付箋を「ドリームアイランド」に貼り付け、理想の未来社会を共に作り上げました。
午後は食班 SusTable によるワークショップを実施しました。SusTableは「ドドフロス」「ZELOSS」の2つのゲームと展示「ロス展」を企画。
「ドドフロス」は、食品ロスから生まれたキャラクターに思い思いの名前をつけ、順番にカードをめくって出てくるキャラクターの名前を当てるゲームです。一番早く言い当てた人がそのカードを獲得できる、記憶力と瞬発力を競うゲームで、最もカードを多く集めた人が勝ちとなります。腐った牛乳や規格外の野菜など、さまざまなイラストにユニークな名前をつけ、楽しそうに呼び合う姿が印象的でした。
「ZELOSS」は、食品ロスをテーマにしたカードゲームです。食品ロスが生じる原因を示す「食品ロスカード」、その対策を考える「対策カード」、そして実行によって得られる効果を示す「GOODカード」の3種類を使い、状況に応じて組み合わせていきます。参加者は工夫を凝らしたアイデアを披露し、共感できる内容にはボタンを押すなど、参加者同士が一緒に考え、共有する場となりました。
最後には「食品ロスを減らすために自分ができること」をおにぎり型のシールに書いて宣言。普段の生活を見直すきっかけとなり、楽しみながら学べる内容となりました。
また、「ロス展」では食品ロスの写真をモザイクアート風に表現し、参加者に改めて問題意識を喚起する展示を行いました。
大阪・関西万博の閉幕が近づいていますが、立命館の学生団体による取り組みは今後も続いていきます。おおきにをはじめ、多彩な学生企画にぜひご注目ください。