立命館大学 衣笠総合研究機構 専門研究員 朴海仙さんが、「第11回中村元東方学術奨励賞」を受賞されました。

 本賞は、公益財団法人 中村元東方研究所とインド大使館との共同主催にて、東洋学(特にインド哲学・仏教学など)における優れた研究を行った45歳以下の若手研究者に贈られる賞です。

著書『植民地朝鮮の予言と民衆宗教』で受賞

受賞式の様子1
受賞式の様子2

 朴海仙専門研究員の著書『植民地朝鮮の予言と民衆宗教』は、2024年9月に法藏館より刊行されました。
 本書は、『鄭鑑録』とそれに基づく民衆宗教の動向を、日本との関係を軸に植民地期の複雑な様相から読み解いています。

 この優れた研究により、朴研究員は「第19回 日本思想史学会奨励賞(書籍部門)」も受賞されました。

受賞コメント

 このたびは第11回中村元東方学術奨励賞を賜り、大変光栄に存じます。
 拙著『植民地朝鮮の予言と民衆宗教』は、植民地期朝鮮の民衆宗教を通して、近代のもう一つの姿を描こうとしたものです。今後も、宗教と社会の交錯から近代の多様な側面を明らかにする研究を進めてまいります。

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