立命館大学大学院 理工学研究科 機械システム専攻 バイオマイクロデバイス研究室 博士課程前期課程2回生の塩見 颯太さんが、2025年11月2日(日)~6日(木)の5日間、オーストラリア アデレードで開催されたThe 29th International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences (µTAS 2025)にて、Acousticfluidics Society Awardを受賞しました。

受賞対象論文のタイトル

ACOUSTOPHORESIS-BASED PARTICLE FOCUSING FOR CONTINUOUS FEMTOSECOND TRANSIENT ABSORPTION MICROSCOPY OF FRAGILE SAMPLES

著者

Sota Shiomi1, Shuto Ueda2, Tetsuro Katayama2, and Akihiro Isozaki1
1Ritsumeikan University, JAPAN and 2Tokushima University, JAPAN

塩見 颯太さんのコメント

 この度はMicroTAS2025という大きな学会でAcoustofluidics Society Awardをいただき、大変光栄に存じます。本研究では担当教授の磯崎先生をはじめ、共同研究先である徳島大学の片山先生より多大なるご指導・ご支援をいただきました。改めて感謝申し上げます。卒業後は企業へ就職し、研究の道からは離れることになりますが、立命館大学での研究経験を活かし、産業界の発展に貢献できるよう精進してまいります。

理工学部 磯崎 瑛宏 准教授のコメント

 当研究室学生の塩見颯太さんが、マイクロ流路関連の世界最大規模の国際会議MicroTAS2025にてタンパク質結晶の高効率解析システム構築に向けた第一歩となる結果を発表し、Acoustofluidics Society Awardを受賞しました。受賞対象となった研究は、徳島大学の片山哲郎先生との共同研究です。塩見さんは、デバイス作りとシステムへの組み込み、および実験とデータ解析にと多岐にわたり継続して取り組み、また、学会発表に向けて練習を繰り返していました。これらの努力が実を結び、今回の受賞に至ったこと、そばで見守っていた私としてもとても頼もしく、また、嬉しく感じています。この受賞をきっかけに、さらに飛躍されることを期待していますし、研究室としても、塩見さんの後に続く学生を育てられるように研究および教育に取り組んでまいります。

研究助成

 本研究は旭硝子財団の支援のもと行われました。また、本学会への参加はJKA補助事業(国際交流)に助成いただきました。

RFM 2025

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