生命科学部応用化学科の折笠有基教授/RARAフェローが「2026 堀場雅夫賞」を受賞
立命館大学生命科学部の折笠有基教授/RARAフェローが、「2026 堀場雅夫賞」を受賞しました。
堀場雅夫賞は、株式会社堀場製作所の創業者である堀場雅夫氏の名を冠し、2003年に創設された「分析・計測」技術分野を対象とした研究を奨励する賞です。物質の組成や性質の解明、さまざまな現象の理解を支える分析・計測技術は、科学技術や産業発展の基盤となるものであり、本賞はその発展に貢献する優れた研究成果や研究者の功績を顕彰することを目的としています。分析・計測技術分野において高い評価を受ける権威ある賞です。
受賞につながった主な研究業績
折笠教授は、「電気化学エネルギーデバイスの反応場を可視化するオペランドX線解析技術の開拓」に取り組んできました。オペランドX線解析技術とは、デバイスが実際に動作している状態のまま反応や構造変化を観察する分析手法です。リチウムイオン電池や全固体電池、燃料電池、水電解槽などを対象に、従来は把握が困難であった電極や電解質の状態変化、反応の偏り、材料同士の接触状態の可視化を実現しました。また、電池の劣化要因の解明や、全固体電池、燃料電池、水電解槽の高性能化・長寿命化に向けた設計指針を提示するなど、エネルギーデバイス研究の発展に貢献しています。これらの研究成果が高く評価され、今回の受賞に至りました。
折笠教授からのコメント
このたび、堀場雅夫賞を賜りましたことを大変光栄に存じます。分析・計測技術の発展を支える基盤的な研究を顕彰する本賞をいただけたことは、大きな励みです。これまで研究を共に進めてくださった先生方、学生の皆さまに深く感謝申し上げます。今回の受賞を新たな出発点として、メカニズムの解明、新たな原理の実証、さらにはデバイス設計へとつながる研究を一層発展させてまいります。



