飴山惠・理工学部機械工学科教授が粉体粉末冶金協会において研究功績賞を受賞
このたび、立命館大学理工学部・飴山惠教授が粉体粉末冶金協会において研究功績賞を受賞しました。
この賞は、粉体・粉末冶金に関する優秀な研究業績があり、永年に渡って行った一連の研究の内容が優秀な研究者に贈られる賞です。
高強度・高靭性材料創製のための調和組織制御法に関する研究
飴山教授は、粉体の超強加工による微細組織制御法の研究を行い、新しい高性能構造用材料「調和組織材料」の創製法を提案しました。調和組織材料は立命館大学で生まれた、構造用材料で不可欠な「強さ」と「ねばさ」を両立する画期的な材料です。三次元の微細粒ネットワーク構造によって局所変形が抑制され変形が均一に起こること、材料の塑性不安定開始がより高ひずみ側で起こり、その結果、結晶粒微細化強化と同時に大きな均一伸びが発現し、高強度と高延性・高靭性が両立することを世界で初めて明らかにしました。調和組織材料は、現在、国内だけでなく、フランス、イタリア、スエーデン、中国、タイ、インドなどの海外の多くの研究機関においても活発に研究が進められています。
- (社)粉体粉末冶金協会 平成27年度春季大会
- 2015年5月26日(火)~28日(木)早稲田大学 国際会議場にて開催
- 講演者:立命館大学理工学部 飴山惠教授
- 演題:「高強度・高靭性材料創製のための調和組織制御法に関する研究」