ドラフト 東君1

指名電話

 10月26日(木)、2017プロ野球ドラフト会議が開かれ、体育会硬式野球部の東克樹選手(文学部4回生)が横浜DeNAベイスターズから1位指名を受けました。
 衣笠キャンパスに設けられた会見場で、硬式野球部の本郷真紹部長、後藤昇監督と共にテレビモニターを通じ、じっとドラフト会議の行方を見守った東選手。1巡目で横浜DeNAベイスターズから指名を受け、名前が読み上げられると、会場から大きなどよめきの声が上がりました。単独指名を受けた直後は、緊張した表情を崩さなかった東選手でしたが、直後に球団から指名の電話を受け初めて笑顔を見せ、「今はすごくホッとした気持ちです」と1位指名を受けた感想を話しました。
 なお、硬式野球部出身の山足達也選手(ホンダ鈴鹿)がオリックス・バファローズから8位指名を受けました。

【東選手のプロフィール】
◎東克樹(あずま・かつき) 文学部4回生 心理学専攻
◎生年月日:1995年11月29日
◎170cm・76kg、B型  投手(左投げ・左打ち)
◎三重県四日市市生まれ 愛知工業大学名電高等学校出身(愛知)
◎卒業論文テーマ:『球場によってマウンドからホームベースを見た時の角度と距離における視覚的心理の変化』
◎座右の銘:不動心
152kmのストレート、チェンジアップ、スライダー、ツーシーム、カーブなど多彩な球種を持ち、絶妙なコントロールが持ち味。1回生の春季リーグ戦から登板。3回生の春には最優秀選手、最優秀投手、ベストナインを獲得。4回生の春にはリーグ戦初となる二度目のノーヒットノーランを記録するなどして大学日本代表に選出。台北で開かれた第29回ユニバーシアード競技大会(以下、ユニバーシアード)では日本の金メダル獲得に貢献した。

後藤監督と握手をかわす東選手
会見に駆けつけたご両親と喜びを分かち合う東選手

【会見での一問一答】
―横浜DeNAベイスターズから単独1位指名を受けた率直な感想は?
東選手 今はすごくホッとした気持ちです。まさかプロから1位指名を受ける存在になれるとは思っていなかったので、すごくうれしいです。
―ご自身にとってプロの舞台とは?
東選手 今までずっと憧れの舞台であり、指名を受けたといってもまだ夢の舞台です。
―憧れが現実になりました
東選手 春のリーグ戦後にプロに行きたいという気持ちが芽生えました。その後も注目を浴びるようになり、うれしい気持ちもありましたが、不安な気持ちもあり、そうした中でもしっかりがんばっていこうと思って取り組んできました。
―横浜DeNAベイスターズの印象は?
東選手 左投手がすごく多く活躍されているので、もし入団が決まれば先輩から多くのことを学び吸収したいと思っています。
―プロで対戦してみたい選手は?
東選手 埼玉西武ライオンズの森友哉選手です。中学時代に代表チームで一緒にプレーした仲なので、成長した姿を見せ、自分の持ち味である真っ直ぐで勝負したいです。
―憧れの投手は?
東選手 東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手です。自分と同じように小柄ながら10年以上プロで活躍されており、見習う部分が多いと思っています。
―大学生活で一番の思い出は?
東選手 大学の日本代表に選ばれたことです。台北で行われたユニバーシアードで仲間と金メダルを取れたことは大きな自信になりました。それ以上に大きかったのは、大学でたくさんの友人ができたことです。多くの人から支え応援してもらえ、それが本当に力になりました。また、仲間にも恵まれ、今日が大学での最終戦だったのですが、最後は東でとみんなから言ってもらえ、信頼する仲間とプレーできた4年間だったことを改めて実感しました。
―大学生活で心掛けてきたことは?
東選手 当たり前のことですが文武両道です。野球も勉強も疎かにしないよう心掛けてきました。授業日でも試合や合宿などがあり、その中でも単位取得、卒論を仕上げていくのは大変でしたが、仲間の協力や励ましなどもあり、乗り越えることができました。
―プロから注目される選手に成長できた要因は?
東選手 ケガで長期間投げられない時期があり、その時に一度自分を見つめ直し、故障しない身体を作るために体幹トレーニングなど基礎づくりに励んだこと。復帰後、投げられる喜びを感じながらプレーできるようになったことが大きかったと思います。体力強化のお陰もあり体重が増え、投球時のステップの脚の位置を変えるなどして球速がアップしました。
―東選手の特徴は?
後藤監督 低めにストレートも変化球も正確にコントロールできるところ、フォアボールを出さない点です。これまで指導してきた投手の中でも特に秀でていると思います。
―東選手にメッセージをお願いします
後藤監督 まだまだ足りないところもたくさんあると思いますが、少しでも早く1軍のマウンドに上がってもらい、1つでも多く勝てる投手になってほしいと思います。
本郷部長 昨年、そして今年とバッテリーは東選手中心に回っていました。1、2回生の若い選手も東選手を目標に頑張ってきました。今後も、後輩たちの目標となる活躍を期待しています。

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