2023.04.06 TOPICS

博士研究融合セミナー「正解のない問いへの挑戦」を開催

 2023年3月16日(木)~17日(金)の2日間、びわこ・くさつキャンパスにおいて開催した、博士研究融合セミナー「正解のない問いへの挑戦」に、名古屋大学、新潟大学と立命館大学の3大学の博士課程学生30名が参加して、交流を深めました。

多様なバックグラウンドの学生が集う

 交流を行った3大学は、「博士人材育成コンソーシアム」に参画し、博士課程学生を中心とした大学院生の人材育成を日頃より連携して行っています。こうした中、同コンソーシアムに所属する学生から、「学生同士がもっと密にかかわる企画をしたい」という要望があり、本セミナーの実施に至りました。実施にあたっては、3大学の教職員、学生が実行委員会を形成し、セミナーの内容等を決定しました。

 セミナーの目的は、①「多様な人々との交流を通じて、ネットワークを構築する」、②「新たなアイデア、発想に向けた時間を作る」、③「異分野の人々とともに、1つのアイデアをまとめる経験をする」とし、研究紹介、グループワーク、交流会を主な内容として、実施しました。

「私たち博士が提言するSDGs解決策」を検討

 メイン企画であるグループワークのテーマは「私たち博士が提言するSDGs解決策」。大学、研究科、学年、国籍が異なる学生が6つのグループに分かれて取り組みました。専門に偏らない課題に挑戦するために、グループごとにくじ引きで選んだSDGs課題の解決策を検討し、発表しました。

 各グループは、限られた時間の中で議論を重ね、解決策をまとめ上げました。発表の際には、①「社会課題に対する視点・切り口、解決によるインパクト」、②「専門にこだわらない異分野融合、独創性」、③「実現可能性、論理性」の3つの視点に基づき、参加者全員で採点をし、順位を決定しました。

 

いずれの発表も、世界で実際に起きている社会問題に対して、文理双方の研究知見を集め、それを融合した解決策の提示や、最先端技術の開発・導入を含む画期的な提案など、博士の底力を発揮する発表がなされました。
 参加した学生の満足度も非常に高く、研究分野に関わらず今後につながる新しい関係が生まれた2日間となりました。

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