-
TAG
-
YEAR & MONTH
CULTURE
CULTURE
2025.01.21
学生将棋の団体日本一を懸けた「第55回全日本学生将棋団体対抗戦(学生王座戦)」が、2024年12月24日(火)~26日(木)に三重県四日市市文化会館で行われ、立命館大学将棋研究会が見事優勝を果たしました。
学生王座戦は全国の代表大学10校による総当たりのリーグ戦。出場した7人が同時に対戦し、4勝以上した大学が勝ち点1を得て、その勝ち点で順位を争います。
立命館大学は1回戦の九州大学戦と2回戦の山口大学戦を7-0、3回戦の名古屋大学戦を6.5-0.5、4回戦の山形大学戦と5回戦の京都大学戦を7-0と破竹の勢いで勝ち進みます。6回戦の東京大学戦では3-4と惜しくも勝ちを逃してしまいましたが、その後勢いを盛り返します。7回戦の金沢大学戦を5-2、8回戦の北海道大学戦を7-0で勝利します。
そして迎えた最終の9回戦は、早稲田大学との一戦。勝者が優勝となる大一番でもその勢いは止まらず、6-1と勝利し、優勝の栄冠を手にしました。
なお、立命館大学は9月に開催されたトリプルアイズ杯でも優勝しており、7年ぶりの団体二冠達成となります。
主将・本田竜大さん(経済学部3回生)コメント
学生王座戦で悲願の優勝を達成でき、無上の喜びを実感しています。
今大会、6回戦で東京大学様に敗北を喫し、優勝が困難な状況に陥った時、私含めチーム全員の士気は大きく低下しました。しかし「どんな状況であれチーム全員の責任を背負っている以上、諦めちゃいけない」という力強い一言に励まされ、最後まで戦う覚悟が決まりました。7回戦以降も苦しい戦いを強いられましたが、私たちの持ち味である「諦めの悪さ」を発揮することで辛勝を重ね、優勝が決定しました。その瞬間、一言で表現できない程の喜びを感じました。それは個人戦では決して得ることができない、チーム全員で勝ち取ったからこその喜びだと思います。
私たち将棋研究会は団体戦で結果を出せない時期もありましたが、何時いかなるときも同じ目標に向けて鍛錬を怠らなかったことに誇りを持っています。その誇りを今後も持ち続け、将棋研究会の発展の原動力にしていければ、団体としての「理想」が見えてくると信じています。