教育・研究内容

研究指導の流れ

本研究科では、下記のような流れで研究指導を行っています。

〈例:4月入学者〉

  • 長期履修生の場合は履修計画に応じてスケジュールを決定します。

研究指導における主要なステップの内容は、下記の通りです。修了要件はこちらを確認してください。

「研究基礎論」

1年次に全員が履修する科目で、先行研究の読み方、研究課題の設定の仕方、研究倫理、研究テーマの絞込みと研究方法の選択などを扱い、大学院での研究を行う上での基礎力涵養を目的としています。

「課題研究演習」

2年次以降に履修する必修科目です。ゼミ形式のクラスで、受講生の研究課題に沿って研究指導を行ないます。教員の指導を受けながら、自らが選択した研究課題を追求し、最終的には「修士論文」もしくは「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」として研究成果をまとめます。

研究指導計画書

院生の研究課題と研究計画(概要)に基づいて、教員が指導計画を示すもので、入学直後と2年次開始時期に作成することになっています。1年間、どのように研究を進めるかを決定する重要なものです。

構想発表会

構想発表会は1年次の科目履修、研究計画を踏まえて、修士論文等としてまとめる予定の研究テーマについて発表する場です。ポスターセッション方式で実施し、コースに関係なく、研究科の全教員からアドバイスを得ることができます。構想発表会での発表を経て、2年次の研究指導教員の希望申請を行います。

中間報告会

中間報告会は2年次の中間地点で、それまでに進めてきた修士論文等の内容を報告するもので、小教室でのプレゼンテーション方式で実施します。日常的に指導を受けている主たる指導教員以外に、副指導教員や他の教員から広く批評を受けることによって、不十分な点を補強することを目的としています。

「修士論文」・「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」

修士課程での研究成果について、本研究科では論文だけでなく、教材開発やデータ集作成など多様な成果物を認めています。院生は指導教員との相談の上、研究成果を「修士論文」、もしくは「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」のいずれでまとめるかを決定します。それぞれの特性にあった評価基準が設けられていますが、「特定課題研究の成果物および添付する報告論文」の場合は教材・資料・コンピュータプログラムなどの「成果物」を主たる評価対象とし、成果物について論じた「報告論文」と合わせて総合的に評価します。