教育・研究内容

在学生・修了生の声

在学生の声

在学生の声01

鈴木 佑弥さん

英語教育学コース
(2022年4月入学)

Suzuki Yuya

校在学中にアメリカ合衆国で一年の交換留学を経験し、その時改めて日本人が、外国語として英語を学習することの難しさを痛感しました。振り返ると、知識的、理論的な理解不足が、当時の英語学習への向き合い方の戸惑いの種になっていました。そのような経験から、人間の言語習得のメカニズムや、母語の習得と外国語の習得の根本的な違い、などに疑問を持ったことが、応用言語学での研究を決心したきっかけです。現在は、個人的な疑問の解決だけでなく、日本社会で英語学習に取り組んでいる人へ、貢献できないか考えるようになりました。研究テーマはトランスランゲージングです。英語の授業の中で、個人が(母語を含めた)言語をはじめとする資源を最大限に活用して、いかに英語学習を活発にするか、ということに強い興味を抱いています。修了後は英語教員を志望しており、授業実践に活かせるように、「理論と実践」の表裏一体の関係を常に念頭において研究活動に励んでいます。

在学生の声02

ZHI Liansiさん

日本語教育学コース
(2022年4月入学)

ZHI Liansi

学卒業後は中国で日本語教師として年少者に日本語を教えていました。教壇に立ち、難題にぶつかっても、相談できる人、意見を交わす場が少なくて、このままでは成長し続けることが難しいと感じていました。そのため、教師の持続的な成長に関する研究をしたいと決意し、言語教育情報研究科に入学しました。研究科では先生から「大学院での学び・研究は、これ以上やらなくていいという境界はない」と激励されて、自分がずっと興味を持っている日本語教育学総論、年少者日本語教育論、言語文化教育論といった授業だけではなく、教材開発、談話分析、言語調査法演習などを受講しました。豊富な授業を通じて、先生方、研究科の友人たちと自由に楽しく交流できて、視野が広がりました。2回生時には日本語教育実習の機会があり、基礎的理論の理解を深めながら、より実践と密着した研究を進めることができます。修了後は博士課程に進み、さらに研究を深めたうえ、研究や経験を活かして、日本語教育に携わり続けたいと考えています。

在学生の声03

ANAERさん

言語情報コミュニケーションコース
(2021年9月入学)

ANAER

学3年生の時、1年間交換留学で日本を訪れました。アルバイト先のオーナーが「躾」という言葉について「身を美しくすること」と説明していたのが印象的でした。教師だった母からの影響や日本でいろいろ教えて下さった方の影響もあり、いつか教師になりたいと思いました。しかし、自分の知識が浅いことやコミュニケーションのストラテジーを身につけていないことを痛感し、進学を考えるようになり、言語教育情報研究科に入学しました。
方言に関心があり、研究科ではモンゴル語のホリチン方言の固有語に適応される音韻規則が外来語に対してどのように適用されるかについて調査しています。言語学の知識を磨き、修了後は博士課程への進学を希望しています。

修了生の声

修了生の声01

布野 拓海さん

英語教育学コース
2022年度修了
立命館中学校・高等学校常勤講師

Nuno Takumi

部時代、アメリカに語学留学し、第二言語習得に興味を持ちました。将来は英語教師になりたいと考えていたので、より専門的に言語教育を学ぶために言語教育情報研究科へ進学しました。1年目は、TESOL資格取得プログラム(オーストラリア)をコロナ禍のためオンラインで受講し、普段の授業で得た知識を深めることに加えて、ICT授業における実践力を磨くことができました。また、1年を通して府立高校英語科でのインターンシップ(教務補助と授業補助)に参加することで、変化を繰り返す教育内容や生徒像をこの目で確かめ、最新の教育環境で教えるための準備を進めてきました。2年目は、修士論文完成に向けて、コロケーション(連語表現)の学習に関する実験を行いました。学習者の既存の語彙知識を用いた明示的な指導が、未知語の習得・保持にどれくらい効果があるかを研究しました。この成果を基に、今後は語彙レベルに応じた段階的な学習を教育現場で実践し、生徒の成長をサポートしていきたいと思います。

修了生の声02

大越 竣矢さん

日本語教育学コース
2019年度修了
学校法人エール学園

Ogoshi Syunya

了後、留学生のための専門学校で職員として働いています。担任制なのでその業務と、進路指導や事務処理などもありますが、日本語科目も週に2日担当しています。言語教育情報研究科で学んだ日本語教育学や教授法の知識、教育実習などを通して得たスキルを発揮できています。もちろん今でも試行錯誤しながら授業をしていますが、学生の反応を見て自分の授業を反省し、どうすれば学生の理解度が上がるかを考えていると、自分でも成長できているなと感じられる有意義な日々を過ごしています。私の修士論文のテーマは言語学なので、その専門知識を今の授業に直接活かすことはできませんが、論文執筆を通して身に着けた、物事を多角的に見る姿勢は仕事に活かされています。

修了生の声03

木村 修平さん

言語情報コミュニケーションコース
2005年度修了
立命館大学生命科学部教授

Kimura Syuhei

は現在、立命館大学生命科学部などで展開している「プロジェクト発信型英語プログラム」の運営に関わっています。英語とICTを知的生産のインフラと位置づけるこのプログラムでは、言語教育情報研究科で学んだことが十二分に活用できており、同じく研究科を修了した同僚らとともにやり甲斐のある日々を送っています。英語とICTの両方を学べる研究科に進学したからこそ今の私があります。自分次第で多くの刺激とチャンスと人脈を手に入れられる場所ですので、後輩院生にはぜひアクティブかつ貪欲に、研究科のリソースを利用してもらいたいです。