教員紹介

許 暁璐 
許 暁璐
(Xu Xiaolu)
専門分野と今後の展開

 早期道教思想の研究。主に漢代の道教経典・神仙思想・仙薬・不老不死の神仙術について研究してきた。現在は最古の神仙列伝『列仙伝』を中心として研究しているが、これからは漢代から六朝までの仏教思想と比較しながら早期道教思想について考察していこうと思う。

中国学の魅力は

 人は思想があるからこそ、自我があり、そして宗教・信仰・文化を生み出すのであると思う。思想の学びを通じて、もっと人を、世界を、己を知ることができる。

ひとこと

 子供の頃から不思議なこと、神秘的なことに興味がある。道教の神仙や道士を主人公とするドラマや小説が大好き。今でも神話や仙人、宗教などを土台とするドラマやゲーム・小説・漫画などが多く登場している。神仙思想の学びは想像力を活かす学問であり、おもしろいと思う。

主な論著

■ 論文
発行年 タイトル ソース
2023年12月 『列仙伝』の尸解仙について 『学林』第77号
2022年12月 『列仙伝』の服薬を推奨する理由 『学林』第75号
2022年5月 『列仙伝』の「服薬」と「服丹」について 『学林』第74号
2021年6月 『列仙伝』における仙人の表現の工夫について 『学林』第72号
2019年3月 漢代『太平経』における天人関係について 『北九州市立大学大学院紀要』第32号
■ 訳注
発行年 タイトル ソース
2022年3月 水調歌頭二首(落日塞塵起) 『風絮』第18号
2022年3月 漢宮春一首(春已歸來) 『風絮』第18号