教員紹介

道坂 昭廣
(みちさか あきひろ)

専門分野と今後の展開

南北朝から初唐の文学を勉強しています。詩よりも散文、特にこの時期に完成した駢文に興味があります。駢文の技巧と駢文の用途の広がりについて考えてみたいと思います。さらに駢文が文学者に支持された理由、また批判された理由を、社会や人間の意識の変容といった観点から調べてようと思っています。

中国学の魅力は

言い古された言葉ですが、「古いけれども新しい」でしょうか。

ひとこと

漢文訓読の調子は、日本として美しいリズムだと思います。しかし、詩や駢文が中国語で読まれているのも心地よい響きと感じるようになりました。文学、特に古典は音読をおすすめします。

論文

■ 論文
発行年 タイトル ソース
2011年 伝橘逸勢筆「詩序切」と上野本『王勃集』の関係について 『書法漢学研究』8号
2011年 略論作為文本的正倉院蔵《王勃詩序》 『文学与文化総』第5期(中国天津 南開大学)
2008年 王勃佚文中の女性を描く二篇の墓誌について 『アジア遊学』116号
2006年 テキストとしての正倉院蔵『王勃集詩序』 『アジア遊学』93号
2005年 六朝の謝啓について 『中国文学報』69冊
2004年 津阪東陽『夜航詩話』訳注稿(六) 『歴史文化論社会論講座紀要』1号
2003年 王楊盧駱の並称について 『京都大学総合人間学部紀要』10号
1997年 初唐の「序」について 『中国文学報』54冊