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副キャプテン
谷口裕二 さん
経営学部4回生

当日のプログラム内容を教えてください。

 

多少内容に違いがありますが、基本的に低学年と高学年に分かれて行います。

低学年の子どもたちには、キャッチボールをしたり、タックルの練習に使われるサンドバックのような道具にぶつかったりと、「アメリカンフットボールを知ってもらおう」をモットーに指導しています。それに対して高学年の子どもたちには、フラッグフットのルール・作戦を説明し、一人一人の動きを教えて、実際にゲームをやってみるところまで行います。

「フラッグフット教室」における、子どもたちの反応はどうですか?

 

まず、ボールが楕円形なことから好奇心旺盛で、女の子であってもボールを持つといろいろな方向に投げてみたりしています。投げてみると、これがまっすぐ投げられないので、そこでまた興味が湧くようですね。また、ゲームも頭脳戦で、何通りもの作戦があるので、その点にも興味を持ってもらえているようです。

この企画を通して、学んだことは何ですか?

 

アメリカンフットボールが好きだという純粋な気持ちですね。大人になると、どうしても好きなことでも心の底から没頭することができにくくなってしまうと思います。でも、「フラッグフット教室」で子どもたちがフラッグフットを無心に楽しんでいる姿を見ると、自分もがむしゃらにやろうと思えますね。今後も純粋な気持ちを忘れずに、心から試合を楽しみたいですね。

主務
白石隆造 さん
理工学部4回生

アメリカンフットボール部の主務として、「フラッグフット教室」を行うために、どのような活動をされているのですか?

 

主に、依頼をくださった小学校の先生との打ち合わせや、企画で使用する道具の手配、当日の設営等を行います。社会人の方と接する機会が非常に多く、最初はたいへん緊張しました。今では随分慣れてきましたが、それでも不備がないかどうか等、毎回心配は尽きませんね。

企画を成功させるために、気をつけていることはありますか?

 

周りをしっかり見るということです。当日は、選手も裏方も、積極的に動いてくれます。だからこそ、周りをしっかり見て指示に徹していなければ、現場は混乱してしまいます。常に全体を見て、一人で何でもこなそうとせず、時には周りの人に仕事を頼むことの大切さを先輩から学びました。

それだけ責任の重い役割を担われていますが、やりがいを感じる時はどんな時ですか?

 

この教室に関わった方が私の顔を覚えていてくださったときは本当にうれしいですね。1年前にも依頼を受けた小学校に今年も行くことになり、1年ぶりにお会いしたのに、「今年も去年と同じ感じでよろしくお願いしますよ」と言ってもらえたときは、「フラッグフット教室」をやっていて良かったなと感じました。

ヘッドコーチ
古橋由一郎 さん

「フラッグフット教室」には、2つの目的があります。1つは、子どもたちにスポーツに対する興味を持ってもらうこと。もう1つは、少しでも多くの人にパンサーズのことを知ってもらうことです。おかげさまで毎回とても好評で、子どもたちからも「大学生の大きいお兄さんと一緒に遊べて、すごく楽しかった」といった感想をたくさんいただいています。

しかし、この企画は参加してくださる方以上に、パンサーズにとって大きなプラスになっていると私は考えています。これまでにも、選手のためにおにぎりを作ってくださったり、ある時にはフラッグフット教室をさせていただいた小学校の子どもたちが、パンサーズの試合を応援に来てくれたりと、活動中にいただいた激励の言葉が、選手の力の源になっています。

さらには、「フラッグフット教室」は社会との繋がりをもたらしてくれています。ある程度強くなると、そのスポーツだけやっていれば、人格も根性も全て身につくという考えもありますが、私はそれではいけないと考えています。クラブ以外のことでも、積極的に取り組んでいける学生は、意識も高く、前向きな気持ちを持つことができるため、そのような選手を増やすことで結果的にチームとしても強くなれると思います。

これからも、「フラッグフット教室」を続ける上で、選手には「どうやったら子どもたちは喜んでくれるのだろうか」という視点を大切に、活動に参加していって欲しいですね。

取材・文 酒井まり穂(理工学部4回生)
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