⽂学部の学びの特長

学域・専攻制度

まず「学域」で学び、そして「専攻」で専⾨⼒を着実に深める4年間。
学域とは、複数の専攻を束ねて構成する、⽴命館⼤学⽂学部独⾃の枠組みです。1回⽣はこの学域での初年次教育を通して基礎的な学習を⾏い、その過程で⾃分の希望に基づき2回⽣進級時に所属する専攻を決定します。

多様な専⾨分野

⽂学部は「⽂学+部」ではなく、「⽂+学部」です。
「⽂=ことば」と「知」を扱う総合学部であり、欧⽶やアジアを中⼼に古代から現代までの各国の歴史や⽂化、そして哲学、⽂学、美術、演劇、⾳楽、⾔語、地理など8学域18専攻、100名を超える教員によって多様な専⾨科⽬が開講されています。⽂学部では、所属する学域・専攻以外の科⽬も受講が可能です。開講されている専⾨科⽬の約8割は⽂学部全員が受講できる科⽬となっており、専⾨を深めながら関連する学問領域などを興味に合わせて学ぶことができます。

初年次教育

大学の専門的な学びへスムーズに移行できるよう、1回生の1年間を通して、人文学を学ぶために欠かせない基礎的な5つのスキルを身につける「リテラシー入門」と、専門の学びに備える「研究入門」という少人数制授業を開講しています。

5つのスキルとは、生き生きとした学生生活を送るために役立つ「スチューデントスキル」と、論理的な文章(小論文)を作成するために必要な「ライティングスキル」、データや 情報を処理する情報機器の操作や情報を利用する際に必要なルールを学ぶ「インフォメーションスキル」。さらに、1・2回生時から将来のビジョンを描くための「キャリアスキル」と2回生から始まる専門研究に対応するために学修ガイダンスなどの要素も取り入れた「アカデミックスキル」を指します。

リテラシー入門
大学で学ぶための基礎的なスキルを身につける。

01

スチューデントスキル

STUDENT SKILL

生き生きとした学生生活を送るためのスキル。

02

インフォメーションスキル

INFORMATION SKILL

さまざまなデータや情報を処理するためのスキル。

03

ライティングスキル

WRITING SKILL

大学で必要とされる論理的な文章を作成するためのスキル。

04

キャリアスキル

CAREER SKILL

在学中から将来のビジョンを描くためのスキル。

研究入門
専門分野の学びに対応するスキルを身につける。

05

アカデミックスキル

ACADEMIC SKILL

例えば文学と歴史学を比較しながら学び、2回生からはじまる専攻での専門研究に対応するためのスキル。

小集団教育

文学部では、1〜4回生のそれぞれの学年に小集団の授業を設置しており、入学から卒業まで小集団授業で専門教育の指導を受けることができます。

1回生

「研究入門」では学域において専門教育の導入部分を丁寧に指導します。ひとつのクラスとして学生生活の基本単位としても機能しています。

2回生

「基礎講読」では1回生で培った基礎知識や考え方をベースに、専門の研究書を講読し、その分野の研究方法や考え方を学びます。

3回生

「専門演習Ⅰ・Ⅱ(3回生ゼミ)」では、自身の専門分野のテーマを設定し、研究に挑戦します。

4回生

「専門演習Ⅲ・Ⅳ(4回生ゼミ)」では、3回生の専門演習で取り上げたテーマをさらに追求し、「卒業論文」では4年間の集大成として論文を執筆します。

卒業論文

文学部では、卒業論文が必修科目となっています。
進級とともに専門性を高め、研究の具体的手法を身につけながら、自身の設定した研究テーマについて担当教員の指導のもと「卒業論文」に取り組みます。体系的な学びのなかで知識・情報処理能力・論理的思考力・判断力・表現力を鍛え、総合的に駆使できる能力を養います。これらの力は、大学卒業後、どのような進路に進んだとしても必要とされるものです。

STEP 01

STEP 01

テーマに関する
先行研究を調査

STEP 02

STEP 02

先行研究の整理と
検討、
問題点の
あぶり出し

STEP 03

STEP 03

自分の卒業論文で
考察すべき
課題の設定

STEP 04

STEP 04

課題に対する
解答
(自分の考え)の
論述