8つの学域

人間研究学域

人間研究学域

HUMAN STUDIES PROGRAM

正解のない問いに満ちた
現在(いま)を、
予測不可能な
未来を生きのびるために

本学域は、哲学・倫理学専攻と教育人間学専攻から成り立ちます。両専攻はともに、現代の切迫した問題を、表面的、流行的、一時的な見方にとらわれず、〈人間〉を軸にして、より根本的な次元に立ち返ってとらえなおすことによって、人間の可能性、人知の可能性を創造的に切り拓いていくことを特徴としています。
正解のない問いに満ち満ちた現在を、予測不可能な未来を、軽やかに、したたかに、時には這いつくばってでも、生きのびるための「智慧(アイディア)」と「技術(アート)」という秘宝(ワンピース)を求めて、冒険の旅路に私たちと一緒に出かけませんか?

COLUMN

教育・研究の“リアル”を発信、教員コラム

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私「である」だけでは、不十分…?

私が「教育人間学」に出会ったのは、ミレニアム直前の「自分探し」という時代の気分と、ガラスの天井の下で働く女性たちの「行き詰まり感」に押し流され、3年足らずで一般企業を退職した頃です。大学で心理学を学ぶことを次なる目標にした私は、「自己」をキーワードに独学を進めていました。そして、ある本に書かれていた「人間になるだけでは不十分」という言葉につまずいたのです。

辻 敦子

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