卒業生からのメッセージ

文学部での学びが社会でどのように活かされているかを、卒業生からのメッセージを通じて紹介します。

2021

サービス

世界に羽ばたきたい人に良い環境。 失敗を恐れず行動する精神を培えた。

国際コミュニケーション専攻 2016年卒業

上海艾傑飛人力資源有限公司(リクルートグループ中国法人)

高校時代から「海外留学をしたい」という目標があったため、留学制度が整っていて、留学生が多く国際的な環境がある立命館大学に進学。大学時代は英語力アップに励み、海外への留学を叶えました。そして、卒業後新卒で入社した会社では「英語を使って働く」という次の目標も達成。しかし、そこでやりがいを見失ったため、一度自分と向き合い、今後のキャリア形成や興味の在りかを熟考し、転職活動を経て、現在の会社に就職しました。

現在勤めている会社は、上海にあるリクルートグループの人材紹介会社です。この会社に就職を決めた理由は、「無形業界であること」「海外勤務であること」「社員の方や上司の仕事に対するスタンスに共感したこと」の3つです。上海での勤務になるのですが、以前から海外勤務に興味があり、また前職で中国と関わっていたため、思い切って決断しました。

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今は法人営業=RA(リクルーティングアドバイザー)として、主に中国に進出している日系企業向けに主に日本語を話せる中国人、現地で働きたい日本人の紹介をしています。現在110社程度のクライアントを担当し、採用ニーズがあるかを確かめるアプローチから始めます。そして、求人要項のヒアリングから条件の確認・調整、実際の人材マッチング、面接調整、内定フォロー、入社前後のフォローと一連の採用の流れをサポートしています。

卒業後、日々英語を使って働けるようになったり、海外勤務を決断できたりしたのは、立命館大学で得られた学びや経験があったからです。特に失敗を恐れないで行動できるようになったことが大きいと感じています。そのように変われたきっかけは、交換留学です。交換留学に行くため、まずはGGPプログラムに参加。語学習得や海外生活のためのトレーニングを積みました。周りは帰国子女や海外留学経験のある人が多く、ハードな環境でしたが、プログラムの仲間と一緒に励まし合いながら留学に向け力をつけました。その後、ボストンで1か月の短期留学を経て、2回生の夏からテネシー工科大学への交換留学を果たしました。

英語はほぼゼロからのスタートでしたが、最終的には仕事で使えるレベルまで上達。留学先に日本人がほとんどいない大学を選んだため、英語力を一層鍛えることができたと思います。留学中にはさまざまな出来事が起きましたが、その場その場を何とか乗り越え、今があります。こうした経験から、恐れずに行動することの大切さを学びました。留学中は寮に住んでいましたが、ルームメイトは地元のアメリカ人。日本の場所すら知らない子で、それがとても刺激的でした。その子の実家に行ったときにはカルチャーショックを受けたこともよく覚えています。

大学では、ゼミや卒論にも注力しました。ゼミの先生は愛情のある人でしたが、とても厳しく、宿題として膨大な数の文献を読むことが課されていました。ゼミでは、英語でランダムに質問されるなどハードなもので、クラスメートと助け合って乗り越えることができました。また、卒業論文は英語で書く必要がありましたが、留学していたおかげで、英語での文献探しや英語文献の読み込みができるようになっており、成長を実感。クラスメートと合宿をしたり助け合ったりして卒業論文を仕上げたことは良い思い出です。

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このようにさまざまな経験を通じて、世界につながる交友関係も築けました。留学に向けて一緒に頑張ったクラスメートの仲間は今でも良い友人です。また、立命館大学は留学生も多く、今でも情報交換をしています。

立命館大学は国際的に活躍したいと考えている人にはとても良い環境です。留学制度が整っているだけでなく、海外研修のKAKEHASHIプログラムなど外部からの情報も豊富です。そして、留学生が多いことに加え、すでに英語力の高い人や海外経験豊富な人など多様なバックグラウンドの学生がいて、とても刺激的です。

今後も、立命館大学で学んだ「失敗を恐れずに行動すること」を胸に、仕事の幅を広げ、今ある環境を生かして中国語のレベルアップにも挑戦していきたいと考えています。

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