卒業生からのメッセージ

文学部での学びが社会でどのように活かされているかを、卒業生からのメッセージを通じて紹介します。

2024

製造

スペイン語に魅了され、スペイン留学中のインタビューをもとに卒業論文を執筆。

国際コミュニケーション専攻 2021年卒業

株式会社島津製作所 名古屋支店営業部

分析計測機器の営業職として、水道局などの官庁や大学を担当しています。飲料水などの水質が基準を満たしているかどうか測定したり、大学の様々な研究をサポートしたりする機器を販売する仕事です。

営業職とはいえ、単に売れればいいのではなく、いかに納得して購入いただき、満足していただけるかが重要な仕事です。お客さまの研究や業務の課題に一緒に向き合い、解決のための提案をしたり、機器購入予算獲得のための資料を一緒に作成したりした結果、購入してくださったお客さまに喜んでいただけた時、「鈴木さんで良かった」と言っていただけた時などに大きなやりがいを感じます。

大学時代、最も力を入れたのはスペイン語でした。英語を話せるようになりたくて国際コミュニケーション専攻に入学したのに、第二外国語に選んだスペイン語の発音の美しさに魅了され、コミュニケーションルーム(現在のBBP)に通ってネイティブの先生と話したり、ラジオやテレビの講座で学んだり、スペイン語の学習にのめり込んでいきました

スペイン留学もしました。大学のスペイン語留学プログラムの行先はアルゼンチンとメキシコだったので、1年間休学し、自分で手配してスペインのサラマンカとバレンシアへ。
サラマンカは美しいスペイン語が話されている都市、バレンシアは、独自の歴史や文化に強い誇りを持つ地域で、バレンシア語が話されています。私は、バレンシアに住む方々の言語とアイデンティティに関心があったので、語学学校に通いながら卒業研究のためのインタビューも行っていました。現地の方はバレンシア語に誇りを持つと同時に、スペイン語や周辺地域の言語も意識しながら生活されていて、多くの方が言語学への関心を持っておられることが印象的でした。

留学当初所属予定だったゼミの根本先生が、このテーマを「面白い」と評価してくださり、休学中にも関わらずさまざまなアドバイスをくださったおかげで、自信を持ってのびのびと学ぶことができました。帰国後、現地での調査をもとに英語で書き上げた論文が代表論文に選んでいただいたのも、先生からの多くの助言のおかげだと本当に感謝しています。
留学中 シェアハウスのルームメイトとの写真

仕事では、お客さまの英語の論文や発表を目にする機会が多くありますが、それを抵抗なく受け入れられるのは、自分自身で英語の論文を書いた経験があるからです。また、私のゼミではインタビューによって情報を収集することが多かったため、質問の仕方、具体的な回答を得るための言葉の選び方、得られたデータから共通項を導いて抽象化する方法などの専門的な指導をしていただきました。これらは今となっては日々の営業活動そのものであり、ゼミでの経験が仕事の大きなベースになっていると感じています。 国内営業で経験を積み、将来は海外勤務も希望しています。いつかまた言語の研究をしたいという思いもあるので、いつか大学院に行くかもしれません。留学中、スペイン人の穏やかな生活、日本人が思い描く「当たり前のルート」にこだわることのないマインドに感銘を受けました。私も、ポジティブな意味で「なるようになる」というマインドを持っていたいと考えています。
帰国後在学中、全国学生スペイン語プレゼン大会に出た際の写真

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