TOPICS & EVENTS
06.30
2025
TOPIC清華大学人文学院との研究者交流・学生交換協定を締結
立命館大学文学部・大学院文学研究科と清華大学人文学院との研究者交流および学生交換に関する協定書の調印式が、2025年6月20日(金)に清華大学工字庁(清華園内)にて行われました。
清華大学は、1911年創立、北京市海淀区のキャンパスに33の学院、54の系を展開し、各種世界ランキングの上位20位以内に位置する、中国を代表する大学です。1996年に立命館大学と清華大学で大学間の交流協定を結び、その後は教員個人レベルによる研究交流が行われ、立命館大学文学部の先生方もそれぞれのルートで研究交流を続けてこられました。立命館大学文学部・大学院文学研究科と清華大学人文学院の学部同士の本格的な交流は、2018年12月に清華大学において、立命館大学北京事務所開設1周年記念事業として開催された、両大学主催の共同シンポジウム「東アジアの文化創造~交流の軌跡」を端緒としています。2021年5月にも、立命館大学大学院文学研究科およびアート・リサーチセンター、清華大学人文学院の共催で、第2回シンポジウム「日中文化交流と人文学の新たな座標」がオンラインで開催されています。さらに2019年度からは清華大学人文学院の劉暁峰教授が、立命館大学客員教授として大学院文学研究科で授業を行うなど継続的に交流を重ねてきました。
このたびの調印式には、学部長、学院長のみならず仲谷善雄立命館大学学長、李路明清華大学学長も出席されました。まず李学長が「皆様の来訪を歓迎いたします。日中は親しい隣国であり、若者の未来に向けて、トップレベルの大学の交流は大事です。今後、互いの密接な交流関係を構築することを願っています」という内容を述べられました。それに対し仲谷総長も、「“立命”は孟子の盡心章からとった名前であり、そういった意味でも中国と深い関係にあります。ぜひ今後とも人文学院をはじめ、幅広い協力関係ができれば、と考えています」と応じられ、両大学の今後の交流について活発な議論が交わされました。この後、遠藤英樹立命館大学文学部学部長、劉石清華大学人文学院学院長が協定書にサインし、記念品の交換、写真撮影が行われました。
このたび締結された本協定に基づき、立命館大学文学部・大学院文学研究科と清華大学人文学院との間で、シンポジウムの開催など研究者交流の発展、学生の交流の促進が期待されます。