在学生の声

4,000名超の文学部生、一人ひとりがオンリーワンの活動を行っています。その活動の一端を紹介します。

2019

言語コミュニケーション学域

専攻を超えた学びを追求。将来は京都に恩返ししたい。

村上 彬乃 さん
言語コミュニケーション専攻 4回生

私立 平安女学院高等学校/京都府

私が文学部を選んだ理由

立命館大学文学部はたくさんの専攻があるので、いろいろな視点から沢山のことを学び、吸収していけるのではないかと思ったからです。専攻横断型のイノベーション副専攻があるのも魅力でしたね。私の所属していたデジタル人文学という副専攻では、パソコンの初心者でもわかるように、イラストレーターやフォトショップの使い方、データの分析の仕方を教えてくれたので、自分の専攻だけにとどまらない知識が身につきました。

いまの専攻にしたのは、過去の卒業論文の題目を面白そうだと感じたのがきっかけです。実際にいま、歌詞や小説、漫才などをテーマとした興味深い研究を、楽しみながら学んでいます。生徒同士も和気あいあいとした雰囲気があり、この専攻を選んで良かったなぁと心の底から感じています。

卒業論文は自動車の広告をデータ分析

卒業論文では、もともと広告に関心があったことから、自動車メーカーの広告に関して調査をしています。「コモディティ化」と呼ばれる自動車メーカー同士の低価格競争のなかで、他の車種と差別化をするために、各企業がどんなイメージを消費者に発信しているか、広告の言葉から見えてくるんです。

車のディーラーを何社もまわってカタログをいただき、そこに使われている言葉をパソコンに打ち込んで、「テキストマイニング」という分析手法を使って、頻出する語句を調べています。

高級車の紹介文には「人生」「ラグジュアリー」「歓び」「革新」といった抽象的な言葉が多く出てくるのに対して、一般の車や軽自動車は「暮らし」「安全」「使い勝手」といった日常に寄り添う言葉が多く使われていることがわかって、面白いなと思いました。自動車を買う人は、「走る」という機能だけじゃなくて、それを所有することのステータスとか、他の人に与えるイメージも含めて、どれにするか決めてるんだな、と改めて感じましたね。

ゼミの様子

ゼミの様子

アルバイトは社会に一歩踏み出す貴重な機会

大学生活では2回生のときから、 耳鼻科でアルバイトをしています。先生の診察の助手や、聴力検査、電話対応、受付などの仕事をしています。女子校出身で周りに自分と同世代の女子しかいない環境だったので、お年寄りから子どもまで、いろんな年代の人と触れ合ってみたいと思ったのが理由です。患者さんが帰るときは、「お気をつけてお帰りください」「調子が良くなってよかったですね」というように、ひとこと添えてお送りするようにしています。アルバイトは社会人になる前に、社会に一歩踏み出せる貴重な経験なので、これから大学に進学される高校生の皆さんも、ぜひ自分に合ったバイト先を見つけることをおすすめします。

たくさんの授業から自分の学びたいことを選べる

立命館文学部には4千人もの学生とたくさんの教授がいて、授業も数えきれないぐらいあります。そんないろんな選択肢から、自分の興味関心に向いた選択ができるのが、この学部のいちばんの魅力だと思います。私自身、最初から学びたい分野や研究テーマが固まっていたわけではなく、哲学や歴史、文学などさまざまな学域の授業を受けるなかで、少しずつ自分の関心のあるテーマを見つけていくことができました。

入学したはじめの頃は、「大規模な授業が多いのかなぁ」というイメージ を抱いていたのですが、意外と小規模でアットホームな雰囲気の授業も多く、先生や他の学生さんとの距離も近いです。他の人の考えをたくさん吸収できる環境があるので、大学で成長したいと思う人にとって、立命館の文学部はぴったりだと思いますね。

京都で生きる人々の暮らしに役立ちたい

私は生まれも育ちもずっと京都なので、この京都の街に少しでも貢献できるような仕事がしたいと思っています。京都にあるこの大学の授業を通して、世の中にはいろんな考えを持つ人がいて、さまざまな立場に置かれた人がいることを知りました。

将来は、その一人一人に寄り添った対応や、より暮らしが豊かになるような提案ができるような人になりたいと思っています。そうすることで、今まで育ってきた京都に恩返しができたら、とても嬉しいですね。

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